PR
村田製作所の講演スライド
村田製作所の講演スライド
[画像のクリックで拡大表示]

 医療機器の設計・製造に関する展示会「MEDTEC JAPAN 2011」が2011年6月29~30日にパシフィコ横浜で開催された。会場内では各社による展示の他、幾つかの出展者が講演する「最新技術フォーラム」が実施された。村田製作所や日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)などのエレクトロニクス企業による講演は、いずれも満席で、数多くの立ち見の来場者で周囲が覆われるほどの盛況ぶりだった。

 村田製作所は、「エレクトロニクスからメディカルへ」と題して講演した。事業領域を拡大させていく方針の中で、特に医療分野に注力する考えを示した。具体的な取り組みとして、同社は大きく二つの方向性を挙げた。一つは、セラミック・コンデンサやノイズ対策部品といった「どの機器にも必要な標準部品」(同社)を、医療/ヘルスケア機器にも積極的に展開していくことである。例えば同社は、2011年6月22~24日に東京ビッグサイトで開催された「メディカル テクノロジーEXPO」において、積層セラミック・コンデンサ「GCMシリーズ」をClass3の医療機器にも最適というウリ文句で紹介していた(関連記事)。こうした取り組みを今後、強化していくという。

 もう一つは、医療分野に特化した、「新たな付加価値を生み出す機能部品」(村田製作所)を開発していくことである。例えば、今回の展示会では、各種の医用検査に向けた「金属メッシュデバイス」と呼ぶデバイスを初めて披露した(関連記事)。このような独自の機能部品の開発を積極的に進めていくという。

 一方、日本TIは、「テキサス・インスツルメンツ メディカル/ヘルスケアへの取り組み」と題して講演した。半導体メーカーとして、半導体が成し得る革新の焦点が、今後は医療/ヘルスケアの領域であることを示した。具体的には、1980年代には半導体の革新によって、「コンピュータ革命」(同社)が起こり、1990年代には同じく「通信機器革命」(同社)が起きたとした。これに対して2000年代以降は半導体技術によって「ヘルスケア革命」(同社)が起きると指摘し、同社の具体的な取り組みなどを紹介した。