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 台北世貿南港展覧館(TWTC Nangang Exhibition Hall)で6月14日から3日間の会期で開催された「Photonics Festival in Taiwan 2011」(台北国際光電週)と「Display Taiwan 2011」(台湾平面顕示器展)は、LEDの華やかさが目立つ展示会であった。今回の展示会の全体テーマ「Living Green」のもと、低消費電力の特徴をアピールしたLEDの展示が来場者の視線を集めた。また、展示会と併設セミナーを重ね合わせて見ることで、台湾LED産業の変化も見てとれた。

LED照明が華やかに輝く台湾の展示会

 Photonics Festival in Taiwanは、様々な光学機器関連企業が出展する「OPTO Taiwan」、LED照明および関連製造企業が出展する「LED Lightning Taiwan」、太陽電池関連の「Solar Taiwan」の3つの展示会で構成されている。Photonics Festival in Taiwan全体の出展社数は1420社で、その約4割がLED関連企業である。Lite 0n Technology Corp.、 Kingblight Electronic Co., Ltd.、 Everlight Electronics, Inc.、Epistar Corp.、Delta Electronics, Inc.、Lextar Electronics Corp.などの台湾の大手企業をはじめ、数多くの企業が華やかな展示を繰り広げた(図1)。

展示会場
図1 LED照明と製造関連企業が集まったLED Lightning Taiwanの会場風景

台湾LED産業のポジション

 台湾PIDA(光電科技工業協進会)の統計数値によると、2011年の世界のLED産業規模(照明を含む)は217億米ドルの見込みであり、台湾はその1/3強(2294億台湾ドル)を占める。台湾LED産業の内訳は、LEDエピ(ウエハーとチップ)が709億台湾ドル、パッケージが1019億台湾ドル、照明が566億台湾ドルとなっている。この産業規模は、今後数年間は15~25%の成長率で拡大していくと期待されている。

 台湾のLED産業が対象としてきた応用分野は、ここ数年、FPD用バックライト向けが主であった。全体の約4割を占めている。これまでは小型ディスプレイ用が中心だったが、徐々に大型用の比率が増大し、2012年には逆転する見通しである。一方、照明用途も徐々に拡大しており、2013年には全体の約2割を占めるまでに成長すると見込まれている(図2)。この照明用では、住宅用途のみならず、店舗商業施設や道路用途などでの大きな成長が期待されている。

図2 台湾LED産業が対象としているLED応用分野
携帯電話機やスマートフォーン用のディスプレイはMobileに、大型ディスプレイ用はDisplayに含まれる。両者併せて市場全体の約4割を占める一方で、今後は、Illumination(照明)が伸びてくる。(展示会併設セミナーにおける PIDAの郭子菱氏の講演資料。同氏が提供)
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