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発表した防災関連機器
発表した防災関連機器
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パナソニックが実施した、安全・安心に関するアンケート結果
パナソニックが実施した、安全・安心に関するアンケート結果
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コンパクトソーラーライト。HIT太陽電池を搭載
コンパクトソーラーライト。HIT太陽電池を搭載
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無接点インテリアライト。充電台にランプ部を設置したときの点灯状態
無接点インテリアライト。充電台にランプ部を設置したときの点灯状態
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無接点インテリアライトのランプ部をサーチ・ライトとして使う場合、電球色LEDの点灯が切り替わる
無接点インテリアライトのランプ部をサーチ・ライトとして使う場合、電球色LEDの点灯が切り替わる
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充電式ランタン
充電式ランタン
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ポータブル電源。交流100Vを1個、直流5V出力(USB端子)を2個備える
ポータブル電源。交流100Vを1個、直流5V出力(USB端子)を2個備える
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ポータブル電源の利用形態。19型液晶テレビであれば、約2時間半駆動できるという
ポータブル電源の利用形態。19型液晶テレビであれば、約2時間半駆動できるという
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 パナソニックは2011年7月5日、太陽電池と蓄電池を使ったLEDランプや、蓄電池を用いた携帯型電源などの防災関連機器を発表した。発表した機器は、LED照明器具が3品種、携帯型電源が1品種の合計4品種。LEDランプは、太陽電池を搭載する文庫本サイズの「コンパクトソーラーライト」、室内灯とサーチ・ライトを兼ねた「無接点インテリアライト」、最長20時間点灯でき、キャンプなど屋外での使用を想定した「充電式ランタン」。携帯型電源は交流100V出力を1個、直流5Vで500mA出力(USB出力端子)を2個備え、19型液晶テレビであれば約2時間半駆動できるという「ポータブル電源」。これら4品種は8月26日に同時発売する。価格はオープンだが、市場想定価格はコンパクトソーラーライトが6000円前後、無接点インテリアライトが1万円前後、充電式ランタンが5000円前後、ポータブル電源が10万円前後。

 東日本大震災の発生以来、日本国内で関心度が高まっている安心・安全への備えに向けた製品と位置付ける。同社が実施した安心・安全への備えに対するアンケート調査によれば、「常備灯や懐中電灯を用意」が震災前後で65%から83%に18ポイント上昇、「電池や充電池を用意」が同65%から79%に14ポイント上昇しており、防災意識の高まりから具体的な備えをする人が増加しているという。

太陽電池にHITを搭載、室内灯とサーチ・ライトの切り替えに加速度センサ利用


 太陽電池を搭載するコンパクトソーラーライトは、太陽電池による充電とUSB充電の2通りを用意した。充電池として、単3形のNi水素2次電池「充電式エボルタ」を2本用いる。白色LEDを3個(0.12W×3個)搭載し、LED点灯時間は「強」で約10時間、「弱」で約60時間。三洋電機が手掛けてきたHIT太陽電池を搭載する。短冊状の太陽電池セルを8個直列に接続しており、4V、0.25A(AM1.5、放射照度1000W/m2、25℃)を得られるという。太陽電池セルの変換効率は、19~20%とする。充電時間は、太陽電池使用時(屋外、晴天条件)で約15時間、USB充電時で約7時間である。

 室内灯とサーチ・ライトを兼ねている無接点インテリアライトは、光源に0.5W入力の電球色LEDを2個、充電池にコンパクトソーラーライトと同じく充電式エボルタを2本用いる。充電台とランプ部に分かれており、充電池を搭載するランプ部に充電台から電磁誘導方式で電力を伝える。停電など、商用電源からの入力が途絶えたときには充電池の電力で自動点灯するようになっている。さらに、ランプ部をサーチ・ライトとして使うときには点灯させる電球色LEDを自動で切り替える。充電台にランプ部を置いているときには乳白色のランプ部の内部方向に光を放つ電球色LEDを点灯させ、ランプ部を充電台から取り外して90度傾けるとランプ部から外部方向に光を放つ電球型LEDを点灯させる。ランプ部に搭載した加速度センサで、据え置き状態から90度傾ける状態への変化を感知する。

電動アシスト付き自転車と同様の電池構成を利用


 ポータブル電源に内蔵するLiイオン2次電池は、25.2Vで5.13Ah、130Whというもの。円筒型セル「18650」を7直列3並列の合計21本用いている。この構成は、電動アシスト付き自転車と同様の構成という。外形寸法は220mm×250mm×85mm、重さは約3kgである。電池容量をもっと増やせば電力供給能力が高まるが、その分、重さが増えるために可搬性を考えて今回の電池容量に決めたとする。充電時間は、ACアダプター使用時に約3.5時間、自動車のシガライター使用時に4.5時間。なお、ポータブル電源は単体として使うことを想定しており、複数台を連動させて大きな電力を得るといった使い方には対応していない。

 50Hzおよび60Hzの交流100V出力については、「高い性能のインバータ回路を採用し、きれいな正弦波を得られるようにした」(開発に関わった三洋電機)という。簡便なインバータ回路を用いると疑似的な正弦波の出力になり、使う機器が発熱するなどの異常が生じる危険性があるので、今回は高い信頼性を求めて高性能のインバータ回路を採用したとする。

 電動アシスト付き自転車と同様の構成の蓄電池システムを使うことで、高い信頼性を得られるという。振動や雨天などがあるため、高い耐環境性能が求められるからだ。なお、三洋電機が取り扱ってきた蓄電池搭載電源はこれまで、医療機器などの緊急用電源として使われてきたという。