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送信側のシステム
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送信側のアンテナ
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受信側の3本のアンテナ
受信側の3本のアンテナ
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NTTの展示ブース
NTTの展示ブース
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実効120Mビット/秒で3ユーザー同時に伝送しているという
実効120Mビット/秒で3ユーザー同時に伝送しているという
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PHYレートは最大270Mビット/秒である
PHYレートは最大270Mビット/秒である
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 NTTは、次世代無線LAN「IEEE802.11ac」に向けた伝送システムを試作、2011年7月5日からパシフィコ横浜で開催中の「ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2011」で、動作を実演した。11acは、システム当たりの実効スループットで1Gビット/秒を実現することを狙った次世代無線LAN仕様。NTTは、家庭やオフィスの高速無線LANシステムとして、数年後の実用化を目指している。

 WTPの会場に展示したのは、3ユーザーに対して同時に実効120Mビット/秒の無線データ伝送を行うシステム。NTTが開発した、マルチユーザーMIMO技術による空間分割多元接続を用い、5GHz帯を利用して高速無線通信を実現した。システムでは、送信側に6本のアンテナを用い、受信側の3本のアンテナを用意した。送信側に、FPGAで構築したマルチユーザーMIMOの信号処理回路を設けており、係数を逐次切り替えながら空間分割に必要な演算処理を実行している。将来的には、現在FPGAで実行している演算処理を、無線LAN用の専用ICで処理できるようになるという。

 NTTは、11acに対してマルチユーザーMIMO技術に基づく伝送方式を提案しており、今回はその仕様に準拠したシステムとして試作した。なお、IEEE802における11ac仕様の策定は、2013年ごろに終了する予定という。

 WTPの会場では、60GHz帯利用のミリ波通信に向けた送受信モジュールも出展しており、いずれはこれらを統合した無線ネットワーク環境を構築することを想定しているという。