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図◎安政東海地震(1854年)における推定津波浸水域。スズキの2輪技術センターは竜洋テストコースに隣接しているため津波被害を受ける恐れがある
図◎安政東海地震(1854年)における推定津波浸水域。スズキの2輪技術センターは竜洋テストコースに隣接しているため津波被害を受ける恐れがある
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 スズキは2011年7月11日、東海地震発生時のリスク分散の一環として、浜松市北部に2輪車事業および次世代環境車の開発拠点を移す計画を発表した。静岡県浜松市北区にある「都田地区工業団地」の北ブロックと南ブロックを購入する。
 
 敷地面積が9.1万m2の北ブロックには、都田技術センターを設立する。現在の2輪技術センター(静岡県磐田市)の2輪車開発・設計部門を移管するほか、本社(浜松市南区)の電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車など次世代環境車の開発部門も移管する予定。2016年8月からの稼働を目指す。
 
 面積が17.7万m2の南ブロックには、都田工場を建設し、2輪車のエンジン組み立ておよび次世代環境車の生産を検討している。2017年5月より稼働する予定。設備投資額は合計で約500億円。
 
 スズキの2輪技術センターは、海岸から200mの竜洋テストコースに隣接しており、津波などが発生した場合に被害が生じる恐れがある。また、2輪車のエンジン組み立ては本社に隣接する高塚工場が担当しているが、こちらも海岸から3km弱の位置にある。なお、4輪車のエンジンを組み立てる相良工場は浜岡原発から11kmの距離にあるが、現時点で移管などの計画は白紙とする。