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鳥取ガスが目指す直流連系システムのイメージ
鳥取ガスが目指す直流連系システムのイメージ
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第2回からの続き

 もっとも、運用の工夫が不要になった訳ではない。今でも「朝、照明をつける順番を間違えると電力供給が止まってしまう」(窪田氏)という問題はある。サルーテのシステムでは、発電機からの3相電力をスコット・トランスで単相2系統に分けている。照明をつける順番によっては、2系統のうち片方の負荷だけが高くなる。ところが、これら2系統の負荷のバランスが崩れると、発電機の安全保護回路が作動して電力供給が止まってしまう。実際にそれで電力供給が止まったこともあるという。

直流給電への移行が次の目標

 窪田氏は今のシステムには決して満足していない。「本当は負荷に応じて発電機の台数を変えて運転したかった」と語る。全体の消費電力は50kW前後であり、1台当たりの発電能力が22kWなので、本来は発電機は3台で十分なはず。太陽光発電の分が8kWあるので、うまくやれば発電機が2台でも大丈夫だ。ところが、今は各発電機が独立して動作しているので、それぞれの内部系統のピークに合わせるために4台が必要になっているのである。