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Connected Standby時の電力消費。NVIDIA社のTegra搭載タブレットでの例。
Connected Standby時の電力消費。NVIDIA社のTegra搭載タブレットでの例。
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Windows 7との比較
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状態遷移の仕組み
状態遷移の仕組み
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デモの実演環境
デモの実演環境
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 米Microsoft社は、次期Windows OS「Windows 8」において「Connected Standby」と呼ぶ新しいスタンバイ状態を導入する。2011年9月13日から米国アナハイムで開催中のイベント「BUILD」(Tech-On!関連記事)で明らかにした。スクリーンをオフにするもののコアのカーネルは動作しており、電源ボタンを押してから300ms以内にディスプレイが表示され復帰する。Connected Standby時のバッテリ消費は、約16時間で5%以下とすることが目標のようだ。

 従来のPCのスタンバイ状態はアイドル状態ではあるものの、それなりの電力を消費していた。Windows 8のConnected Standbyでは、ユーザー・アプリケーションや上位のサービスは停止することで、アイドル状態での電力消費を極力抑える。

 ただし、Windows 8のウリであるMetro Styleアプリケーションが、そのタイル(Live tile)に常にネット上の最新の情報を表示できるよう工夫も加えてある。周期的にタスクを起床し、クラウド上から情報を受信するなどしてアプリのデータを自動的に更新する。電力消費のグラフには、こうした周期的なタスク起床によりスパイク上のピークが現れる。インターバルをどのくらいにするかは「システムの構成にも依るので、一概には決められない」(Microsoft社)という。

デスクトップ・アプリは強制的にサスペンド

 Metro Styleアプリケーションは、「WinRT」という新しいAPIにより構築するため、こうしたConnected Standbyの仕組みに沿ってそのまま動作する。Connected Standby状態に入ると、Metro Styleアプリケーションは「Suspended」状態に遷移する。バックグラウンド時のアプリの動作は事前に登録しておき、クラウドから受信したデータなどを受け取れるようにする。

 一方、Metro Styleではない現行のWin32に基づくデスクトップ・アプリケーションは、こうした電力管理の仕組みに必ずしも対応していない。Win32アプリがそのまま動作し続けるとバッテリを消費してしまうため、Windows 8では「DAM(desktop activity moderation)」という仕組みによりWin32アプリを強制的にサスペンドさせる。