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 英ARM Ltd.は、同社のソフトウエア開発環境である「Development Studio 5(DS-5)」やCortexプロセサ用のRVDデバガと連動する仮想デバグインターフェースの「VSTREAM」が、RTLシミュレータと連動できる様になったことを発表した(発表資料)。DS-5とVSTREAMを連動させることでARMプロセサベースのSoCについて、RTLシミュレーション上とハードウエア支援による検証プラットフォームの両方で、ソフトウエア開発と検証を効果的に行えるようになると同社は説明する。

 開発の初期サイクルでは、SoC上で正しくデバグ/トレース機能を実装できたかどうかの検証にVSTREAMが利用できる。この中には、CoreSightoコンポーネントや、高レベルのテストパターンなどが含まれる。これにより、SoC内でプロセサとメモリシステム、メモリマップドデバイスの接続が正しく行われているかを、デバッガ経由で簡単に検証が可能になる。

 またSoCのブートコードの生成やデバグ、ファンクションテスト機能などをSoCコンポーネントに統合可能である。デバガからはいつでもプロセスを止めてレジスタやメモリの内容を確認したり、命令をシングル・ステップで実行することも可能である。またPTM/ETM命令を使って命令履歴を実機で取得することも可能だ。

 VSTRADM及びARMのDSTREAMターゲット接続ユニットをDS-5と組み合わせることで、RTCシミュレーションからハードウエアエミュレータ/FPGA、さらにはASICやASSPまで一貫した開発環境で利用できる。現在、すべてのARMのCortexプロセサがVSTREAMに対応しており、またCortex-A5/9/A15などをベースとしたマルチコア環境で複数のデバッガを同時実行することが可能である。

 VSTREAMは現在CadenceのIncisive、SynopsysのVCS、Mentor GraphicsのModelSim、それとQuesta simulatorに対応している。ハードウエアシミュレータとしてはCadenceのPalladium、EveのZebu、それとMentor GraphicsのVeloceに対応している。