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今回出展したスマートメーター(左)。右は、このメーターに装着して利用する無線通信ユニット。
今回出展したスマートメーター(左)。右は、このメーターに装着して利用する無線通信ユニット。
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ゲートウエイ装置。スマートメーターからの無線通信を受けて、電力会社のネットワークに転送するのが役割である。
ゲートウエイ装置。スマートメーターからの無線通信を受けて、電力会社のネットワークに転送するのが役割である。
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 富士通は、無線LAN規格「IEEE802.11b」を実装したスマートメーターを、千葉県幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2011」に出展した。既に関西電力が数万台の規模で導入を進めているもので、「メッシュ型無線通信を搭載したスマートメーターの実用化は世界で初めて」(富士通)という。

 このスマートメーターは、GE富士電機メーター製の電力メーターに、富士通が開発した無線通信ユニットとゲートウエイ装置を組み合わせたもの。30分に1回の頻度で、検針データを電力会社に送信する機能を備える。

 通信機能は、原則としてIEEE802.11bのみ。富士通はその無線通信仕様の上に、隣接するメーター間をメッシュ状につないだ無線リンクのうち、条件のよい伝送ルートを自動的に選ぶ機能を実装した。実証実験でも、「無線の到達率は100%」(富士通)だという。このため、有線の通信インタフェースは搭載していない。

 欧州では多くの国で、スマートメーターの導入が進んでいるが、富士通によれば、メッシュ状無線リンクを利用しているものはなかった。一方関西電力は、今回出展したスマートメーターを、実証実験の形ながら既に数万台の規模で導入している。そしてそのまま商用に移行する模様であるという。