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 タイで発生している洪水により、同国Ayutthaya県のRattana Nakorn工業団地、Rojana工業団地が浸水した件で、工業団地に工場を持つ各社が被害状況を報告している(Tech-On!関連記事1同2)。パナソニック電工では、Rojana工業団地内の同社工場が2011年10月9日夜から浸水し、10日から生産を停止したという。同工場では、電子材料や配線機器、照明機器を生産していた。

 ロームは、Rojana工業団地内のLSI工場について、現在は同団地に立ち入りができず操業を停止していると報告した(ニュースリリース)。ニコンも同様に、Rojana工業団地内の工場の1階部分が被害を受け、2011年10月6日から操業を停止しているとした(ニュースリリース)。同工場ではデジタル一眼レフ・カメラと交換用レンズを生産していた。

 このほか、モータ大手の日本電産、光ファイバやケーブルを生産するフジクラ、自動車の骨格部品などを手がけるエイチワン、研磨砥石などを生産する日本レヂボンといった企業が、Rojana工業団地での生産停止を報告している。

 Rojana工業団地の浸水は、水位が2~2.5m程度といい、製造設備への影響が懸念される。ダムの決壊を防ぐために一定量の放水が行われる、発電所が浸水している、といった一部情報もあり、工業団地の復旧には数カ月単位の時間がかかるとみられる。

 また、パナソニック電工によれば、Pathum Thani県のNava Nakorn工業団地内の同社工場にも浸水被害が出たという。同社は同工場で小物家電や制御機器を生産していた。Nava Nakorn工業団地には日系メーカーの生産拠点が集積しており、現在、多くの企業が自主的に操業を見合わせている。