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 タイAyutthaya県内のRattana Nakorn工業団地、Rojana工業団地、Banwah(Hi-Tech)工業団地が洪水により浸水した件で、これらの工業団地内に工場を抱える企業で、代替生産の動きが始まっている。浸水した工業団地の水位は上昇傾向といい、工場の再開には時間がかかるとみられる(Tech-On!関連記事1同2同3同4)。

 米ON Semiconductor Corp.は、Rojana工業団地内の三洋半導体部門の工場が浸水被害のため操業を停止したことを、米国時間の2011年10月11日に発表した(ニュースリリース)。今後、同工場の生産を一時的に世界各地の他工場へ移管するという。

 HOYAは、Hi-Tech工業団地内にあるHOYA Lens Thailand, Ltd.のメガネ・レンズ工場が浸水被害に遭い、2011年10月12日から操業を停止している(ニュースリリース)。生産の他工場への振り替えを進めるとともに、一部特注レンズの受注を停止した。

 日本電産は、同社グループのタイ国内7工場のうち6工場で操業を停止していると発表した(ニュースリリース:PDF)。7工場は、HDD用モータやモータ部品、基板を生産してきた。「今後、状況によってはフィリピンや中国での代替生産も視野に入れる」(同社広報)という。

 古河電気工業は、Rojana工業団地内に4工場を抱え、光部品やHDD用コイルなどを生産していたが、浸水被害により操業を停止。代替生産などの検討を進めるとした(ニュースリリース:PDF)。

 HDD大手の米Seagate Technology plcは、自社工場に直接の被害はないものの、部品調達面で影響を受けている。同社は米国時間2011年10月12日、「タイ国内の当社工場は稼働しているが、この四半期(2011年10月~12月)を通して、部品メーカーの被災の影響を受けるだろう」との見解を示した。