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 伊仏合弁STMicroelectronics社とオランダMobileye N.V.は、自動車業界向けに映像ベースでのドライバー・アシスト・システム(ADAS:Advanced Driver Assistant System)を構築する用途などに向けたSoC「EyeQ」シリーズの第3世代品を発表した。

 EyeQシリーズは両社が2005年から開発を行ってきたもので、車線逸脱警告(LDW:Lane Departure Warning)や能動的ヘッドライト制御(AHC:Adaptive Headlight Control)、道路標識認識(TSR:Traffic Sign Recognition)、カメラ/レーダーを用いた衝突防止、衝突警告(FCR:Forward Collision Warning)といった機能の実装に利用されてきたもの。今回発表した「EyeQ3」と「EyeQ3-Lite」はこの第3世代品にあたる。

 EyeQ3は両社の共同開発による製品で、前世代品の「EyeQ2」の6倍の性能を誇るという。既にEyeQ3をベースとした製品開発も開始されているとし、2013年には車載用電子部品の品質規格である「AEC-Q100」を取得、2014年には搭載製品の出荷が開始される見込みとしている。

 EyeQ3は内部にマルチスレッド機能に対応した四つの「MIPS32コア」を搭載し、この各々にMobileyeのVMP(Vector Microcode Processor)が搭載される。この両者で制御とデータ処理をうまく分担して実施することで、マルチカメラ入力によるサラウンドビューの生成といった大量の映像データ処理を可能にすると同社は説明する。またEyeQ3と同じ時期に、機能を削減したLite版の提供も予定している。