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コールド・クランク状態でも出力を維持できる降圧型DC-DCコンバータIC
コールド・クランク状態でも出力を維持できる降圧型DC-DCコンバータIC
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 米Intersil Corp.は,自動車の始動時などにバッテリの端子電圧が低下するコールド・クランクが発生しても出力電圧を維持できる降圧型DC-DCコンバータIC「ISL78200」を発売した(ニュースリリース)。降圧型DC-DCコンバータ回路の前段に昇圧型DC-DCコンバータ回路を配置した。入力電圧が低下した場合は,この回路を使って昇圧し,降圧型DC-DCコンバータ回路に入力することで,出力電圧を維持する仕組みだ。入力電圧範囲は+3V~40V。出力電圧は外付け抵抗を使って設定できる。最大出力電流は2.5Aである。

 降圧型DC-DCコンバータ回路は同期整流方式に対応する。ハイサイド・スイッチは集積した。オン抵抗は90mΩである。ローサイド・スイッチについては,外付けのMOSFETを駆動するゲート・ドライバ回路を搭載した。このゲート・ドライバ回路を利用すれば同期整流方式を実現できるほか,これを使わずダイオードを外付けすればダイオード整流方式に対応できる。スイッチング周波数は200k~2.2MHzの範囲でユーザーが設定できるほか,外部のクロック信号源に同期させて駆動することも可能だ。出力電圧の誤差は±1%と小さい。制御方式は,PWMとPFMのいずれかを選択できる。PFM制御方式を選択すれば,待機時消費電流を180μAに抑えられる。

 車載部品の品質規格である「AEC-Q100」と,自動車産業向け品質マネジメント・システムの標準規格「ISO/TS16949」に準拠する。サイクル・バイ・サイクルの電流制限機能や,周波数フォールドバック機能,プログラマブルな過電流制限機能などを備える。パッケージは20端子HTSSOP。5万個購入時の参考単価は0.98米ドルである。

 このほか同社は,昇圧型DC-DCコンバータ回路を搭載しない降圧型DC-DCコンバータIC「ISL78205」も併せて発売した。パッケージは,20端子HTSSOP。5万個購入時の参考単価は0.88米ドルである。