PR
図1 CMIの開発品
図1 CMIの開発品
[画像のクリックで拡大表示]
図2 説明パネル。左下にある「光配向とラビング法の黒レベルの比較は逆」(CMI社の説明員)である
図2 説明パネル。左下にある「光配向とラビング法の黒レベルの比較は逆」(CMI社の説明員)である
[画像のクリックで拡大表示]

 台湾Chimei Innolux(CMI)社は、光配向技術を使ったIPS方式の液晶パネルを開発し、パシフィコ横浜で開催中の「FPD International 2011」に出展した。画面寸法は4.5型、画素数は720×1280である。スマートフォンなどの中小型液晶パネルの量産を、「2012年の中ごろに開始する予定」(同社の説明員)とする。

 光配向技術は、液晶分子の配置方向(配向)を制御するために紫外光を利用するもの。2009年9月に、シャープが光配向技術を用いて「UV2A」と呼ぶ、独自のVAモードの液晶パネルを発表した(Tech-On!の関連記事)。同社は既に、光配向技術の製造設備を堺工場と亀山第2工場に導入済みである。

 今回、CMI社は光配向技術を、IPS方式の液晶パネルの製造に適用した。布をこすりつけて配向させる「ラビング法に比べて光漏れが少なくなり、コントラスト比が20~30%向上する」(同社の説明員)という。開発品は、同社の試作ラインで製造されており、「量産ラインへの装置の導入はこれから進めていく」(同)とした。

 開発品は、輝度が350cd/m2、コントラスト比が1000対1。視野角は上下左右それぞれ176度、色再現範囲はNTSC規格比で72%である。応答速度は22msとする。駆動素子には低温多結晶Si TFTを用いた。