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図●「グローバルテンプレートソリューション」のモジュール構成
図●「グローバルテンプレートソリューション」のモジュール構成
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 アクセンチュア(本社東京)は、米Microsoft社のERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)パッケージ「Microsoft Dynamics AX」をベースに、製造業の海外拠点向けシステム「グローバルテンプレートソリューション」を開発した。製造と販売の両機能を持つ海外拠点がERPを導入する際、6カ月程度と短期間で立ち上げられるよう、コンパクトさや手軽さを重視した。

 Microsoft Dynamics AXは見込み生産での生産計画策定や原価管理、受注生産用のプロジェクト管理、生産管理、在庫管理、売掛金管理、買掛金管理、一般会計などの機能を持つERPパッケージ。アクセンチュアは、これに固定資産管理用ツール「ProPlus」〔プロシップ(本社東京)〕、連結・経営管理用ツール「DIVA System GEXSUS」〔ディーバ(本社東京)〕、CRM(顧客管理)ツール「Microsoft Dynamics CRM」を組み合わせた。さらに、米Accenture社と米Microsoft社の関連会社であるアバナード(本社東京)が専用テンプレートを開発した。

 主に、製造業で中堅以上の規模の企業に売り込む。既に本社に大掛かりなERPシステムを導入している場合、それと同じシステムを海外拠点に展開すると、費用も時間もかかってしまう。「そこで海外拠点にはコンパクトなシステムを入れたいというニーズがある」(アクセンチュア)。グローバルテンプレートソリューションは、そのような企業に、言ってみれば2台目以降のERPとして導入してもらうことを狙っている。

 企業によっては、海外拠点が現地のERPパッケージを本社と無関係に導入してしまい、拠点ごとにバラバラになる例も多いという。アクセンチュアはグローバルテンプレートソリューションで、最初に導入した拠点のシステムを近隣国の拠点などに横展開することも狙う。その場合の導入期間は3カ月程度と短くできる可能性がある。

 導入費用は、グローバルテンプレートソリューションの中核になるMicrosoft Dynamics AXについて見ると、ライセンス費用が「大手のERPパッケージのライセンス費用よりも安い」(同社)という。ライセンス費用は同時利用ユーザー数で決まり、通常のERPのような利用者全員分のライセンス購入は必要ない。さらに保守費用の割合も低く(16%)、ハードウエアとしてWindowsパソコンを前提とすることでもシステム導入コストは低減できるという。ユーザー・インタフェースはMicrosoft社のツールに準じており、表計算ソフトExcelで入力したデータをMicrosoft Dynamics AXへアップロードできるなどの連携機能もある。