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●ニコン


 Rojana工業団地内の工場の1階部分が被害を受け、2011年10月6日に操業を停止した。同工場では高級機を除く一眼レフ・カメラ(D3100、D7000など)と、その交換レンズを製造していた。同社の一眼レフ・カメラの生産量の9割以上を、交換レンズの生産量の6割以上を担う一大拠点である。
 工場は2階建てで、1階部分はカメラのボディや交換レンズの加工、2階部分は組み立て工程に分かれている。工場が立ち入り禁止なので、状況を把握できていない。このため、復旧時期は不明とする。

●日本電産コパル


 日本電産コパルは、デジタル・カメラ用のシャッター部品を、キヤノンを除くほとんどのメーカーに供給しており、業界トップのベンダーである(キヤノンはシャッターを製造する子会社を持つ)。
 10月19日に、Nava Nakorn工業団地にある工場棟の一部が浸水し、操業を停止した。ベトナムやマレーシアなどにも工場があるが、シャッター部品はタイのこの工場が中心となっている。被害状況や在庫量は調査中で、まだ精査できていないという。
 避難勧告が出て避難するまでに、製造装置などをできるだけ高い場所に運んだ他、建物の入り口の鉄板を溶接して中に水が入らないように対策したとする。ただし、その後の状況を確認できていないので、対策の効果は不明とする。

●セイコーホールディングス


 セイコーホールディングスの被災した工場(Nava Nakorn工業団地内)では、コンパクト・カメラ向けとレンズ交換式カメラ向けのカメラ用シャッターを製造する。国道から約1kmの位置にあり、国道から手こぎボートで状況を見に行っている状態という。立ち入り禁止のため詳しい状況が把握できていないとする。代替生産の検討を始めている。

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