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世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移(データ提供:SIAおよびWSTS,グラフ化:Tech-On!)
世界および地域別の単月の半導体売上高(3カ月移動平均値)の推移(データ提供:SIAおよびWSTS,グラフ化:Tech-On!)
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単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と対前年同月比の推移 SIAとWSTSのデータ。
単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と対前年同月比の推移 SIAとWSTSのデータ。
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 米SIA(Semiconductor Industry Association)の発表によると(ニュース・リリース),2011年9月における半導体の世界売上高257億6000万米ドルだった(3か月の移動平均値、以下同)。対前月比で(Tech-On!関連記事)、2.7%上昇した。

 これで、8月、9月と2カ月連続して半導体の世界売上高が増加した。2カ月連続での上昇は2010年9月以来の1年ぶりである。通常の年ならば9月や10月は年末商戦に向けて売上高が大きく伸びるが、今年は年末商戦向けの上昇分が、欧米の金融不安などによって圧縮されたと言える。それでも、9月の売上高の257億6000万米ドルは、1月を抜いて2011年の単月の売上高で最大である。

 2011年の年初から9月末日までの売上高は、対前年同期比で2.2%増で、8月末と同じ増加率をキープした。年初来の累積売上高の増加率は月を追うごとに低下してきたが、9月は低下に歯止めがかかった。また、9月単月の世界売上高の257億6000万米ドルは、前年同月比では1.7%の減少である。日本の売上高が9.3%減少したことが響いた。4地域の中で最も、大きな減少率だった。

 一方で、東日本大震災からの復興が徐々に進んでいることを窺わせる(うかがわせる)数字もある。上述したように、世界売上高の対前月比は2.7%の上昇だったが、日本は4地域の中で最大の増減率である4.2%増を記録した。また、2011年7月-9月の第3四半期の世界売上高は対前期比(4-6月)で2.1%増だったが、日本は13.7%増で、2位のアジア-太平洋の1.7%増に大差を付けて、増加率1位になった。

 SIAは今回のニュース・リリースで、タイの洪水被害に対するお見舞いのコメントを出している。SIAの統計にその影響が表れるのには、数カ月かかると見られる。