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Nook Tablet
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 「iPad 2」(499米ドルから)の半値以下に当たる199米ドルという衝撃価格で業界を驚かせた米Amazon.com社のタブレット端末「Kindle Fire」に、ライバルが出現した。米書店大手のBarnes&Noble社が発表した「NOOK Tablet」である。

 リアル書店最大手でAmazon.com社に対抗心を燃やす同社は、Kindle Fireと比較して2倍のDRAMおよびフラッシュ・メモリ容量を備えるNOOK Tabletを、249米ドルの価格で、Kindle Fire発売の2日後である2011年11月17日に米国で市場投入する。

 両機種には共通点が多い。いずれも両社が運営する電子書籍ストアから、書籍コンテンツを購入できるほか、動画配信やストリーミング形式の音楽配信サービスを楽しめる。購入したコンテンツはクラウドに保存可能だ。
 Barnes&Noble社は、動画配信の米Hulu社や米Netflix社、音楽配信の米Pandora社と提携しており、NOOK Tabletにはこれらの企業が提供するアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)がプリ・インストールされている。いずれのタブレット端末も、プラットフォームはAndroidである。

 NOOK Tabletの主なハードウエア仕様は、タッチパネル付き液晶が7型(1024 X 600ドット)、プロセサが米TI社のデュアル・コアのOMAP4(1GHz)、DRAMは1Gバイト、フラッシュ・メモリは16Gバイト。通信機能はWi-Fiを内蔵する。寸法は20.5×12.7×1.22cm、重さは399g。

 一方、Kindle Fireは液晶、プロセサ、通信機能の仕様は同じだが、DRAMは512Mバイト、フラッシュは8Gバイトとやや小さい。寸法は19×12×1.14cm、重さは413gである。

 タブレット端末市場は現在、iPadシリーズの独走状態が続いており、大手電機メーカーが販売するAndroidタブレットの多くは苦戦を強いられている。電子書籍事業者が投入する、こうした低価格Android端末が、iPadの独走に歯止めをかけられるのか、注目される。