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起工式の様子
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国務総理のKim Hwang sik氏
国務総理のKim Hwang sik氏
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国務総理のKim Whang sik氏をはじめとする関係者
国務総理のKim Whang sik氏をはじめとする関係者
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先端医療複合団地の建設予定図
先端医療複合団地の建設予定図
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 「世界の先端医療産業のハブになる」――。関係者がこのように意気込む韓国の先端医療複合団地「Daegu-Gyeongbuk High-tech Medical Cluster」の起工式が、2011年10月27日に韓国テグ市にある建設予定地の一角で開催された。「300万円」(関係者)を費やしたという起工式は、大型のスクリーンや花火などの盛大な演出の他、韓国の大統領に次ぐいわゆる“No.2”である国務総理のKim Hwang sik氏を来賓として迎えるなど、同プロジェクトに対する力の入れ方がうかがえるイベントだった。

IT技術を活用した次世代医療技術の研究開発を担う

 この先端医療複合団地は、これまで韓国に点在していた医療複合団地を集約すると同時に、世界規模の研究拠点にすることを狙ったもの。特に、IT技術との融合を図った次世代の医療技術の研究開発を担うという。総敷地面積は103万m2で、研究施設の他、政府の施設や政府と企業が交流するためのコミュニケーション・センターなどが建設される。さらに、同団地で研究開発に携わる技術者や家族のための住居や、科学技術学校などの建設も予定されている。

 まずは2013年8月に第1段階の工事を終了し、稼働を始める計画だ。その後も2030年まで投資を続けていくという。2030年までの総投資額は、4兆6000億ウォン。このうち韓国政府が8000億ウォン、自治体が1兆2000億ウォン、民間企業が2兆6000億ウォンをそれぞれ負担することを見込む。

 既に、韓国内企業の誘致だけでなく、国外企業の誘致を進めているという。「日本、米国、スウェーデン、ドイツなどの企業と、誘致に向けてコンタクトしている」(Deputy Director of High-tech Medical Cluster MarketingのPark Joo Heum氏)という。

「ワンストップ」の取り組みが特徴

 今回、先端医療複合団地がテグ市に建設される背景は幾つかあるが、最も重要な点は、医療産業が韓国の中で最も発展している地域の一つであることだ。総合病院の数も極めて多く、医療観光も病院と自治体が一体となって力を注いでいる。臨床試験を実施するための施設も多いという。テグ市のキャッチフレーズが「MEDI CITY(医療の街)」であり、街のあちらこちらでこのキャッチフレーズを目にするほどだ。

 こうした地域に研究開発拠点を設けることで、研究開発から臨床試験、病院での新技術の採用、新技術を生かした医療観光など、「一つの地域でワンストップの取り組みが実現できる」(Park Joo Heum氏)。こうした点をウリに、国外企業の誘致も積極展開する考えだ。