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 ニコンは、タイの大規模洪水により浸水被害を受けたNikon (Thailand) Co., Ltd.の工場について、2012年1月に一部操業再開を目指すと発表した(ニュースリリース)。同工場は、デジタル・カメラや交換レンズ、デジタル・カメラ用ユニットを生産してきた。

 同工場が入居しているタイ中部Ayutthaya県のRojana工業団地は、2011年10月9日に浸水したが、11月7日に排水を始め、11月28日に排水が完了した。ニコンでは今後、工場のインフラと製造設備の復旧を進め、年明けの生産再開を目指す。2012年3月末には、デジタル一眼レフ・カメラと交換レンズを通常の生産量に戻す計画だ。なお、ニコンはタイの協力工場での限定的な代替生産を始めており、デジタル一眼レフ・カメラと交換レンズの一部機種の出荷を11月30日に開始した。

 今回の洪水での販売機会逸失による2011年度連結決算へのマイナスの影響は、売上高650億円、営業利益250億円の見込み。Nikon (Thailand)社の建屋や製造設備などの被害については、現在精査中という。

 Rojana工業団地は、218社(うち日系企業147社)131工場が入居する、タイ最大級の工業団地の1つ。ホンダの四輪車工場や昭和電工の自動車エアコン向け熱交換器工場、ミネベアのHDDスピンドル・モータ部品工場などが入居している。ホンダは、11月28日から清掃などの復旧作業を開始した(ニュースリリース)。

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