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 オランダNXP Semiconductors N.V.は,同社によれば業界で初めてCortex-M0コアにUSBのクラスドライバを統合した製品である「LPC11U2xシリーズ」を発表した(発表資料)。LPC11U2xシリーズは内蔵するROMに複数のUSBのクラスドライバを内蔵した製品であり、民生・産業・ハンドヘルドなど様々な用途向けに低価格で使いやすいUSB対応製品を容易に構築できると同社は説明する。

 LPC11U2xが搭載するUSBクラスドライバにはHID(Human Interface Device)、MSC(Mass Storage Device Class)、及びCDC(Communication Device Class)が含まれる。こうしたドライバはオープンソースとして入手可能であり、将来的に拡張される事が期待される。

 またNXPは同時に、同社のMCUを利用する顧客に対して、USBのVender IDとProduct IDを無償でサブライセンスするプログラムも開始した。これはUSB製品の初期コスト削減と製品全体としての開発期間短縮に効果的である。またLPC11U2xを利用する場合、NXPよりUSB-IF(USB Implementers Forum)の認証も取得できる。

 さらに、英ARM Ltd.は、とNXPは共同でmbed開発キットのラインナップを拡充し、Cortex-M0搭載製品を含めることも発表した。新しいmbedはLPC11U24 MCUを搭載し、数行のコードを追加するだけでUSBデバイスを構築することも可能となる。

 LPC11U2xシリーズの特徴としては、(1)最大50MHz動作、(2)最大10KバイトのSRAMと32Kバイトのフラッシュ・メモリを搭載、(3)最大4KバイトのEEPROMを内蔵、(4)POR(Power On Reset)と複数レベルのBOD(Brown Out Detect)検出機能と、USB用にPLLを内蔵、(5)Smart Card I/F,UART、SSP×2、I2C(FM+)などのいずれかを利用できるUSART、(6)8チャネルの10ビットADC(精度は±1LSB DNL)を搭載、(7)16bitタイマーと32bitタイマーを2つづつ搭載し、PWM/Match/Captureに利用可能、(8)12MHzの内蔵RCオシレータ(精度1%)を内蔵――など。

 32Kバイトまでのフラッシュ・メモリを内蔵したLPC11U2x MCUは現在サンプル出荷中である。価格は10000個発注時に1個あたり1.53米ドル(48ピンLQFPパッケージで24Kバイト Flash/8Kバイト SRAM 1Kバイト EEPROMのLPC11U23FBD48/301の場合)となっている。より大容量(32Kバイト~128Kバイト)のフラッシュ・メモリを搭載した製品のサンプル出荷は2012年第1四半期を予定している。