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 富士通、NEC、アンリツは、100Gビット/秒クラスの通信事業者向け光ネットワークの相互接続を目指した実証実験を行い、世界で初めて成功したと発表した(ニュースリリース)。これにより、異なるベンダの装置を用いた複数の光ネットワークを結んで100Gビット/秒のEthernet信号の伝送が可能になることを実証したとする。

 異なる通信事業者間など、複数の100Gビット/秒の光ネットワークを局舎内で接続するためには、異なるベンダ装置間の相互接続性の検証が必要になることが多い。富士通、NEC、アンリツは、OTN(optical transport network)に準拠したインタフェースの開発を進めてきた。OTNは、2010年にInternational Telecommunication Union-Telecommunication sector(ITU-T)で国際標準化された、100Gビット/秒Ethernet信号を光ネットワーク上で伝送するための技術である。

 今回、富士通とNECが通信装置のプロトタイプを、アンリツが測定器を持ち寄り、異なるベンダ装置間で100Gビット/秒Ethernetを収容したOTNインタフェースの相互接続性の評価と基本的な性能評価をした。その結果、同インタフェースを実装した装置間の相互接続に成功し、さらに100Gビット/秒Ethernet信号を伝送効率100%で伝送したことを確認した。この技術により、異なる通信事業者の光ネットワーク間を従来比で2.5倍~10倍高速な100Gビット/秒クラスの通信速度で相互接続できるようになる。

 なお、この実験はけいはんなオープンラボ相互接続性検証ワーキンググループ(主査: 慶應義塾大学教授の山中直明氏)の産学官連携共同研究テーマの一つ「Ethernet over OTN技術 研究開発プロジェクト」の一環として実施したもの。実験の詳細は、2011年12月15日~12月16日に静岡県三島市で開催される「第25回光通信システムシンポジウム」に展示する。