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モジュールを斜め上から見た様子
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モジュールをほぼ正面から見た様子
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プリズムによって光が全反射/透過する仕組みや発電量の比較
プリズムによって光が全反射/透過する仕組みや発電量の比較
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 長岡技術科学大学 山田研究室と三菱レイヨンは、プリズムを用いて太陽光を集光する太陽電池「シースループリズム型集光PV」を試作した。特徴は(1)太陽電池のセル面積に対する発電量がプリズムがない場合に比べて約1.8倍と大きいこと、(2)太陽電池であると同時に窓ガラスとして利用できること、の2点である。

 この太陽電池モジュールは、プリズムの一面に太陽電池のセルを貼り、さらにそれを透明な基板に貼り付けたものである。太陽電池には他社の結晶Si型太陽電池を細く切って利用した。

 モジュールを垂直に立てた場合、斜め上から入射した光の多くは、プリズムの境界で全反射するなどして太陽電池のセルに導かれる。実際このモジュールを斜め上から見ると、セルはややすき間をあけて並べられているにもかかわらず、モジュールの大部分をセルが覆っているように見える。
 
 一方、このモジュールを正面、または斜め下から見ると、縞模様は見えるものの向こう側の様子が分かるシー・スルーになる。これは、プリズムが光を全反射しなくなることなどで、太陽電池のみかけの大きさが小さくなるためである。つまりこのモジュールで、低コストの集光型太陽電池と窓ガラスを併用できることになる。