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(図1)厚さ5.0mmの本炭釜を使った「NJ-XW103J形」と、厚さ3.5mmの炭炊釜を使った「NJ-XS103J形」の2機種を用意
(図1)厚さ5.0mmの本炭釜を使った「NJ-XW103J形」と、厚さ3.5mmの炭炊釜を使った「NJ-XS103J形」の2機種を用意
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(図2)従来の炊飯方式では温度センサによる制御をしていた
(図2)従来の炊飯方式では温度センサによる制御をしていた
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(図3)炊飯器底面の背面側に質量センサ(サイズは9mmの立方体)を2つ搭載した。写真は底面で、下部の左右に見える2つの四角形がセンサ搭載部分
(図3)炊飯器底面の背面側に質量センサ(サイズは9mmの立方体)を2つ搭載した。写真は底面で、下部の左右に見える2つの四角形がセンサ搭載部分
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(図4)質量センサで炊飯量を把握することによって、理想的な温度曲線を達成できる
(図4)質量センサで炊飯量を把握することによって、理想的な温度曲線を達成できる
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(図5)右上の十字操作ボタンで希望の食感を選べる
(図5)右上の十字操作ボタンで希望の食感を選べる
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 三菱電機は2012年3月1日、IH炊飯器「蒸気レスIH」の新商品「NJ-XW103J形」(本炭釜)と「NJ-XS103J形」(炭炊釜)を発売する(図1、ニュースリリース)。一般の炊飯器では、炊飯量が変化すると食感が硬くなったり柔らかくなったりと出来上がりにバラツキが生じていた。これを低減するため利用者は、水の量を増やしたり減らしたりして調整していた。新商品では、このような調整をしなくても、炊飯量の変化にかかわらずユーザー希望の食感を実現できるという。そのポイントとなるのが、質量センサの搭載だ。

 蒸気レスIHの従来機種でも同社は、炊き上がりのバラツキ低減に取り組んでいた。図2は、従来の方式を示したものだ。仕込み段階では、徐々に加熱して釜の内部の温度を約60℃にまで上げる。その後、一気に火力を上げて約100℃にまで温度を上げて沸騰させる。この沸騰までの温度変化を見て炊飯量を予測。その後の温度を制御することで炊き上がりを調整していた。しかし、この方法では、炊飯量を予測するまでに時間がかかってしまう。そのため沸騰までの温度遷移を細かに調節できず、多少のバラツキが生じていた。

 新機種では、温度センサに加えて質量センサを搭載し、事前に炊飯量が分かるようにした(図3)。ユーザーが米(水を入れた状態)を釜に入れて炊飯器にセットすると、炊飯器が自動で炊飯量を測定。この量に応じて最適な加熱をすることにより、どんな炊飯量であっても理想的な温度曲線を描けるというわけだ(図4)。

 こうして炊飯量によるバラツキを低減できたことで、15段階の細かな食感の炊き分けも可能になった。15段階は、硬め~柔らかめの横軸5段階と、もちもち~しゃっきりの縦軸3段階で構成される(図5)。従来機種ではもちもち~しゃっきりの区別はなく、硬め~柔らかめの4段階だけだった。従来よりも幅広い領域を実現できるようにしたことで、「『私好みの味のご飯を食べたい』というユーザーの希望をかなえられる」(三菱電機ホーム機器代表取締役社長の秋山雄一氏)とする。

 想定価格はNJ-XW103J形が約11万円、NJ-XS103J形が約9万円。色はNJ-XW103J形でピアノブラックとルビーレッド、NJ-XS103J形ではルビーレッド、クリスタルホワイト、ロイヤルネイビーを用意する。

■変更履歴
この記事の掲載当初、質量測定時の状態について一部誤りがありました。記事は修正済みです。