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ThinkPad X1 Hybridの内部。中央やや右のシールドされたモジュールが、ARMコアを搭載したminiPCI Expressのカード。
ThinkPad X1 Hybridの内部。中央やや右のシールドされたモジュールが、ARMコアを搭載したminiPCI Expressのカード。
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IMMのブロック図
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電池駆動時間の比較
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IMMに移行した後の画面
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ソフトウエア構成
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 中国Lenovo社の日本法人のレノボ・ジャパンは、x86プロセサに加えてARM系SoCを搭載したパソコン「ThinkPad X1 Hybrid」の技術について説明会を開催した。ThinkPad X1 Hybridは、2012年1月の「CES 2012」で同社が発表し、展示したもので(Tech-On!関連記事)、国内では初公開となる。

 通常利用時はx86プロセサ上でWindows 7を動作させるが、電池駆動時間を延ばしたい場合は、内蔵したARMコア上でAndroidベースのOSを動作させる「IMM(Instant Media Mode)」に切り替える。これにより電池駆動時間は5時間から10時間に倍増する。IMMでは、Webやメールの閲覧、音楽や動画の再生が可能である。

 同社によると、プロセサの処理能力を多く使う利用状態、あるいはディスプレイの輝度が低い状態ほど、IMMへの切り替えによる電池駆動時間の延長効果は高まる。例えば、ディスプレイの輝度が中程度で、ビデオを再生する場合は、電池駆動時間が約3倍になる。

スマホ相当の機能をminiPCI Expressカード上に実装

 ARM系SoCは、miniPCI Expressカード上に実装した。採用したSoCは、米Qualcomm社のSnapdragonシリーズのデュアルコア・プロセサ「APQ8060」であり、Lenovo社がCESで披露したスマートテレビに搭載したものと同じ品種である(Tech-On!関連記事)。

 カード上にはこの他にも無線LANチップ、1GバイトのDRAM、16Gバイトのフラッシュ・メモリ、電源管理ICなどを実装しており、「外部から電源を供給すれば、カード単体でコンピュータとして動作するようになっている」(レノボ・ジャパン 基礎研究・先端技術 専任研究員の山崎 充弘氏)という。

 IMMには、Windows上でアイコンをクリックするだけで状態遷移でき、再起動などは必要ない。セキュリティーを考慮して、IMMからWindowsにはアクセスできないようにしたほか、miniPCI Expressのカードは本体とペアリングされており、他のデバイスでは起動できないようになっている。