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探索・案内機能を搭載した「EMIEW2」
探索・案内機能を搭載した「EMIEW2」
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日立製作所は、人間型ロボット「EMIEW2」に探索・案内機能を新たに搭載したと発表した(ニュースリリース)。

 EMIEW2に新たに搭載したのは、「物体認識技術」と「物体探索技術」。物体認識技術は、Webの情報を基にしたデータベースから高速類似画像検索技術により類似画像を抽出するとともに、画像が使われている文書のテキスト情報を解析して指定したものの名前を推定して回答する技術。これにより、名前と画像とをひも付けする。

 物体探索技術は、ものの在りかを尋ねると室内のどこにあるかを探し出す。ものの在りかを尋ねると、物体認識技術でひも付けしたそのものの画像と室内のどこに何があるかを登録した物体探索用データベースの画像を照合し、その所在位置を特定。あらかじめ登録した屋内の地図データを使って最適なルートを探索して、その場所まで移動しながら案内する。物体探索用データベースは、屋内に設置された複数のネットワークカメラが撮影した物体の画像を基に随時更新される。

 人を案内する際の移動の機能も向上させた。スムーズにカーブを走行するための「モデル予測姿勢制御技術」である。遠心力の変化に対して最適な姿勢をリアルタイムで計算するもので、従来から備えているアクティブ・サスペンション機構と組み合わせることで、急なカーブや連続したカーブでも減速せずに走行できるようになった。これまでは、カーブ走行の際の遠心力を避けるために、いったん速度を落として向きを変えていた。

なお、物体認識技術については2012年3月15~16日に開催される「情報処理学会 第181回コンピュータビジョンとイメージメディア研究発表会」で詳細を発表する。