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実験の概要
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システムの構成
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 淀川キリスト教病院(大阪府大阪市)とNTT西日本は、企業健康保険組合向けのサービス開発を目的としたクラウド型「遠隔健康指導」の実証実験を始める。実験を通じて蓄積したノウハウや検証結果を基に、企業健康保険組合向けの健康診断や産業医面談などに関する新たな仕組みの構築を目指す。

 多くの企業健康保険組合は今、赤字経営の状況にある。企業の健康保険制度を維持していくためには、疾病管理や予防施策の推進による医療費削減が急務とされる。そのためには日々の健康データの管理が重要であり、ICTの活用が期待されている。これまで紙媒体で行われていた医療情報の共有についても、クラウド・コンピューティング技術の活用に注目が集まっている。今回の実証実験は、こうした背景に基づいて実施される。

 実験期間は、2012年2月22日~7月31日。淀川キリスト教病院の健康管理増進センターと、参加企業の健康保険組合で実施する。実験に参加するのは、淀川キリスト教病院 健康管理増進センターの保健師数名と、参加企業の健康保険組合において特定保健指導の対象となる約17名。

 対象者には、健康情報(体重、血圧、歩数、腹囲)を、クラウド上の健康情報データベースに日々登録してもらう。また、月1回程度、テレビ電話を活用した遠隔健康指導を実施する。システムとしては、テレビ電話端末「フレッツフォン」と健康情報(体重・血圧・歩数)の計測機器を利用する。

 なお、実験における両社の役割は次の通りである。

<淀川キリスト教病院>
 ・トライアルフィールドの提供(参加企業の健康保険組合含む)
 ・トライアル参加者の選定、決定
 ・保健師による特定保健指導の実施
 ・定例会でのサービス改善要望などの報告

<NTT西日本グループ>
 ・機器物品、ネットワーク、「遠隔健康相談サービス」利用環境の提供
 ・健康情報端末を利用した通信の動作検証
 ・サービス改善要望などの把握、評価