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ATA5580のブロック図 Atmelのデータ。
ATA5580のブロック図 Atmelのデータ。
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 米Atmel Corp.は, 2012年4月18日(現地時間)に、同社のAVR MCUをベースとした、イモビライザ向けトランスポンダ・モジュール「ATA5580」を発表した(ニュース・リリース1)。自動車のキーレス・エントリー・システムのキー側にモールドで実装されることを想定した製品である。

 ATA5580-ICと呼ぶハードウェア、LF(low frequency)アンテナからなる。電源はLFアンテナ経由で得るため、モジュールから電気の端子は出ていない。ATA5580-ICには、8Kバイトのフラッシュ・メモリと2KバイトのEEPROMを搭載したAVR MCU、および128ビットAESベースの暗号回路などを集積している。MCUでは、LF帯の通信なども司る同社のイモビライザ・ソフトウェア・スタックが稼働する。暗号処理をハードウェア化したことなどにより、低消費電力でセキュアなトランスポンダを実現できるという。

 同社は、2010年にキーレス・エントリー・システムとイモビライザの双方を制御できるMCU「ATA5795」を発表している(当時のニュース・リリース2)。ATA5795と今回のATA5580-ICは、同じLF帯通信を想定したイモビライザのソフトウェア・スタックやAES128対応の暗号回路を採用しており、2種類のキーをシームレスに開発することが可能だとしている。

 ATA5580は既にサンプル出荷を開始しており、1万個発注時の価格は1個あたり2米ドルからとなっている。また同社の評価キット「ATAK51001」は、ATA5580およびATA5795の両方に対応している。