PR
今回の製品のブロック図の例 Infineonのデータ。
今回の製品のブロック図の例 Infineonのデータ。
[画像のクリックで拡大表示]
今回の製品の特徴と用途 Infineonのデータ。
今回の製品の特徴と用途 Infineonのデータ。
[画像のクリックで拡大表示]

 独Infineon Technologies AGは2012年5月10日(現地時間)に、同社の32ビット・プロセサ・コア「TriCore」を最大3つ搭載するMCUの新製品「AURIXファミリー」を発表した(ニュース・リリース)。主に自動車のパワートレインや安全装置向けに提供する。

 新製品は、最大300MHzで動作する3つのTriCoreプロセサ・コアと、GTM(Generic Timer Module)などを集積する。AURIXは、同社がこれまで提供してきた90nmプロセスで製造するMCU「TC1798」と比較して倍の性能を持っており、リアルタイム性にも優れていると同社は説明する。

 また、従来のLockstepアーキテクチャを使った製品と比較して、開発期間を30%短縮できるとしている。「ISO26262」の取得に対応しており、現在自動車向けの安全規格として最も高いレベルである「ASIL D」の要件を満たせるように設計されているという。さらに、HSM(Hardware Security Module)の内蔵によって、MCUへの不正侵入を防ぐことが可能だとしている。

 AUURIXファミリーは複数の品種からなる。例えば、300MHz動作のコア三つと8Mバイトのフラッシュ・メモリを集積した品種。200MHz動作動作のコア三つと4Mバイトのフラッシュ・メモリを載せた品種。200MHz動作動作のコア二つと2.5Mバイトのフラッシュ・メモリを集積した品種。さらに1コアの品種もある。コアの動作周波数は80MHzまたは130MHzで、フラッシュ・メモリは0.5M/1M/1.5Mバイトから選べる。パッケージとしてはBGA-292パッケージと互換なBGA-516のほか、64/100/144/176ピンのLQFPもある。65nmの埋め込みフラッシュ・プロセスで製造する。

 200MHz動作のコアを三つと4Mバイトのフラッシュ・メモリを集積した品種に関しては、BGA-292またはLQFP-176パッケージに封止したエンジニアリング・サンプルの供給が、主要な顧客向けに始まっている。広範なサンプル出荷開始は2013年前半を、量産開始は2013年後半をそれぞれ予定する。