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 米PMC-Sierra社は、10G-EPONに対応する通信制御用SoCを発表した。

 10G-EPONは、最大データ伝送速度が10Gビット/秒の光ファイバ通信方式で、規格がほぼ固まった状況にあり、今後の導入が期待されている。同社はこれまでにFPGAベースの10G-EPON対応製品を提供していたが、1チップのSoCを発表したのは今回が初めて。光ファイバ通信サービスにおける通信局用装置(OLT:optical line terminal)や、宅内向け装置(ONU:optical networking unit)での利用に向ける。

 発表したのは、10G-EPONのONUに向けた「PAS9201」と、OLTに向けた「PAS8101」。特徴は、待機時の消費電力を削減できること。例えばONUに適用した場合、通常の通信時の消費電力は約4Wだが、待機時には約2Wまで低減できるという。通信での利用が少ない際には、光送受信モジュールの送信回路の電源をオフにするといった機能を盛り込んだ。こうした低電力モードは、米IEEEの標準規格が策定されているが、半導体メーカーの実装手法の違いにより、低減できる消費電力の大きさに差が出るという。「他社品に比較して、より消費電力を削減できることが我々の強み」(PMC-Sierra社 Director、Product Marketing、FTTH DivisionのAmir Sheffer氏)。

 PAS9201およびPAS8101は、上り/下りともに最大10Gビット/秒の速度に対応する。10G-EPONのMAC制御回路のほか、SERDES(シリアライザ・デシリアライザ)回路、ブリッジ回路などを集積する。ソフトウエア開発キットも用意した。同社はこのほか、EPONのONUに向けた通信制御用SoCの新製品「PAS6400」も発表している。