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Arborの展示ブース
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Arborの堅牢型タブレットG1050s
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 産業用のタブレットなどを開発・販売する台湾Arbor Technology社は、高堅牢タブレットの新製品「Gladius G1050s」と、メディカル用タブレットの新製品「M1042」を、台北で開催されている「COMPUTEX TAIPEI 2012」で展示した。

Arborのメディカル用タブレットM1042。COMPUTEXで「Best Choice」製品のひとつに選ばれた
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 G1050sはロジスティクス業務やPOS業務などを対象とした堅牢型のタブレットだ。プロセサにはインテルAtom Z530P(1.6GHz動作)を搭載。ディスプレイは10.4インチのAFFS+TFTである。最大で40G(11ms)の耐衝撃性を有するとともに、1.2mからの落下にも耐えるという。防滴性能はIP54。

 Wi-Fi、Bluetooth、および3.75G通信モジュールを搭載できる。また、RFIDリーダーと一次元または二次元バーコードスキャナを備え、入出庫業務が円滑に行えるように工夫した(通信機能やリーダー機能の一部はオプション)。さらに、本体右側のキーパッドは、倉庫業務などでもっとも操作が多くなる「0」キーを最上部の右列に配置した。手袋を装着したまま操作できるようにタッチパネルは抵抗膜式である。

 I/O機能を抑えた「G1050s-Lite」の場合で、オプションバッテリを増設した状態で重量は1.1kg。

 M1042は医療現場用のタブレットだ。本体全体を消毒用アルコールで清拭できるように、塗装ではなく抗菌処理済みのシボ処理を外装に採用するとともに、パネル部分と本体周囲とをフラットにして拭き残しが発生しないように工夫した。なお、医療機器の安全規格であるEN60601とUL60601-1に準拠している。

 バッテリは背面に2個装着可能で、電源をオフすることなく、動作中であっても片方ずつ交換できる。防滴性能はIP54。プロセッサはインテルAtom N2800(1.86GHz動作)だ。G1050sと同レベルのネットワーク機能を一部オプションで搭載できる。

 COMPUTEX TAIPEI 2012では、多くの産業用コンピュータメーカーが類似の堅牢型タブレットやメディカル用タブレットを出展しており、この分野でも競争が激化しつつあることを伺わせた。高いグラフィクス性能を誇るAMD Embedded G-T56N APUを搭載したモデルも登場し、CGのレンダリングのプレゼンテーション用途など、これまでとは異なるアプリケーションへの展開も進みつつある。ハードウェアの仕様競争から踏み込んで、実際の現場での使い勝手まで踏み込んだ差異化が一層課題になるだろう。