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音声でテレビなどを操作できるリモコン
音声でテレビなどを操作できるリモコン
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 SMKはテレビなどの家電機器を音声で操作できるリモコンを試作し、プライベート展示会(TEXPO 2012:6月6~8日開催)で公開した。リモコンが利用者の音声命令を認識し、操作の内容をRF(ZigBee RF4CE)信号に変換して家電機器に送り、会話形式で操作する。

 セイコーエプソンが開発した、音声認識・再生ICを搭載する。特徴は「音声認識シナリオ方式」を採用することで、高い認識精度を実現したこと。セイコーエプソンによると、周囲にノイズがある環境下でも98%以上の認識率を示すという。

 シナリオ方式は、機器を操作するときの利用シーンに応じて認識手順を定めておき、会話形式で操作を進めていく。そのシナリオをシステム上で動作させるために必要なライブラリ(音声認識/音声再生に必要なデータを一体化したもの)などをあらかじめ組み込んでおく。例えばブラインドを操作する場合、利用者が「ブラインド」と話すとリモコンが「ブラインドを操作します」と答え、次に利用者が「採光」と言うとリモコンが「羽根角度を上げます」と答えるといった具合だ。認識するキーワードが段階的に絞られるため、精度が向上する。

 音声認識の対応言語は、現在は日本語のみ。同時に認識できるのは最大50語としている。

 また同社は、利用者が話した音声を操作対象の機器に伝送するタッチパッド付きの音声伝送リモコンも出展した。音声データをBluetooth 3.0を使ってインターネット対応テレビなどに送信する。テレビはサーバーにそのデータを送り、サーバー側で音声を認識して結果をテレビに返す。例えば、テレビで番組検索をする際に、キーワードをリモコンのボタンの代わりに音声で入力するような用途を想定している。海外のテレビ・メーカーが、この技術を使ったリモコンを2012年夏にも製品化するという。