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起亜自動車の「K9」に搭載されているAtomベースのインビークル・インフォテイメントシステム。中央のディスプレイがダッシュボード用で、手前両側のディスプレイが左右のリアシート用。
起亜自動車の「K9」に搭載されているAtomベースのインビークル・インフォテイメントシステム。中央のディスプレイがダッシュボード用で、手前両側のディスプレイが左右のリアシート用。
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最新のAtomプロセサ「Clover Trail」を搭載しているとみられるタブレット製品。Lenovo製と思われる。OSはMicrosoft Windos 8。
最新のAtomプロセサ「Clover Trail」を搭載しているとみられるタブレット製品。Lenovo製と思われる。OSはMicrosoft Windos 8。
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インテルのブースでは、発表されたばかりの各社のUltrabook(薄型ノートパソコン)も大々的に展示されていた。
インテルのブースでは、発表されたばかりの各社のUltrabook(薄型ノートパソコン)も大々的に展示されていた。
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 6月5日から9日まで台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2012」で、米Intel社は、同社のAtomプロセサの応用拡大をアピールした。

 ひとつが車載アプリケーションである。韓国・起亜自動車(キア・モーターズ)が2012年5月から韓国で発売を開始した高級セダン「K9」のインビークル・インフォテイメント・システム(IVI)を、COMPUTEXのインテルブースに再現した。プロセサにはインテルAtomが、OSにはMicrosoft Windows Embedded系が採用されているという。

 ドライバインフォメーションシステム(DIS)機能および3Dナビゲーション機能のほか、音声認識を使ったテレマティクスとして起亜自動車の「UVO eServices」機能が提供される。ドライバー側のダッシュボードに9.2インチのタッチスクリーンを置き、前側座席のヘッドレストの裏側にオプションとしてリアシート用のディスプレイを組み込める。スマートフォンの専用アプリからIVIのリモートコントロールも可能だ。なお、このIVIで対応可能な動画フォーマットは、MPEG1/2/4、WMV9、Divx4/5/6、Xvid、およびH.264である。

 最新のAtomプロセサを搭載したタブレットも公開した。額縁部分に「Lenovo」ロゴと「ThinkPad」ロゴがあることから、Lenovo社の「ThinkPad Tablet」の新機種(記事掲載時点で未発表)と見られる。スペックの詳細は掲出されていなかったが、搭載プロセサはコードネーム「Clover Trail」と呼ばれる最新のAtomプロセサである。OSとしてはMicrosoft Windows 8 (正確にはMicrosoft Windows 8 Release Preview)が動作し、Windows 8のMetroインタフェース経由でMicrosoft OfficeとIntuit Quicken(金銭管理ソフト)などが利用できる。画面は横長の10.1インチ。

 タブレットは、登場当初は英ARMプロセサの独壇場であったものの、Microsoft Windows 8の登場によりインテルAtomプロセサにも商機が生まれ、今後はARM vs Atomの競争が激化しそうだ。一方でARM向けのWindows Microsoft Windows RTも登場しており、Windows vs Androidという競争も激しさを増すだろう。同じことは車載を含む組み込みアプリケーションでも同様の競争が激化するとみられる。