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今回の製品の外観 Freescaleのデータ。
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今回の製品の構成 Freescaleのデータ。
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 米Freescale Semiconductor, Inc.は2012年6月4日(現地時間)に、単/2気筒エンジンを搭載する小排気量の二輪車、および産業/民生用機器エンジンの電子制御用に向けたSiP(system in package)製品「MM912_812」を発表した(ニュース・リリース)。同社の既存のエンジン制御向けアナログICとMCUを1パッケージに収めたSiPである。

 50~150ccのエンジンを搭載したスクーターあるいはバイクの、エンジン制御用ECU(electric control unit)への搭載を想定して開発された。すなわち、電子制御イグニションや電子制御キャブレタ(e-carb)、電子制御燃料噴射装置(EFI:electronic fuel injection )の要求に応えられるように設計した。

 電圧レギュレータとプラグの着火制御、照明制御、ウォッチドッグ・タイマー/リセットといった機能を備えたアナログIC「MC33812」と、車載向けMCUとして広く利用されている「S12P」または「S12XS」の二つのチップを収めたSiPである。同社によれば、従来、これらの二つで実現できる機能は、大排気量のエンジンをターゲットとした製品が一般的で、二輪車の単/2気筒エンジンの制御には過剰でかつ高価だったという。一方、今回の製品は二輪車の単/2気筒エンジンの制御に最適化しており、大排気量のエンジン向け製品よりも価格面でも優位としている。

 同社は、開発キットとして「KIT912x812ECUEVM」を提供する。このボードには、上述した二つのチップがSiPではなく、個別にパッケージされた状態で実装されている。同社は、最適化したソフトウェアやドライバも提供する。MM912IP812及びMM912JP812は、2012年7月中旬より広く提供を開始する計画で、1万個発注時の1個あたりの価格は3.10~3.23米ドルを予定している。