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CsIシンチレーション式の「エアカウンターEX」
CsIシンチレーション式の「エアカウンターEX」
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 エステーは、CsIシンチレーション式の放射線量計「エアカウンターEX」を2012年6月20日から、自治体や学校、教育機関、除染事業者などを対象に発売すると発表した。個人向けには、2012年8月初旬に自社のインターネット通販サイトで発売する予定。価格は1万9800円(税込み)で、月間生産台数は約1万個である。

 同社はこれまで放射線線量計として、2011年10月に「エアカウンター」を、2012年2月に「エアカウンターS」を発売し、累計で26万個を出荷している(関連記事)。今回のエアカウンターEXはこれらの機種よりも上位機種と位置付ける。検出方式に、これまでのSi半導体からCsIシンチレーション式を採用することで、Cs137の測定感度を高め、測定時間を約30秒と、エアカウンターSの1/4となる測定時間を実現した。

 測定精度は±15%と、従来機種の±20%から高め、低線量時でも測定ができる。測定範囲は、0.01μSv/時~99.9μSv/時と、従来機種の0.05μSv/時~9.99μSv/時から拡大した。さらに、計測終了後、5秒ごとに数値を更新する連続測定ができることから、移動しながら線量率が高い「ホットスポット」の特定が可能という。この他、計測中に放射線を感知する度に警報音で知らせる機能を追加している。

 今回のエアカウンターEXは、エアカウンターを手掛けたホシデンと共同開発した。本体の外形寸法は、エアカウンターと同じ約82mm×62mm×34mmである。電源には単4形アルカリ乾電池2本を使用し、連続駆動時間は約125時間である。CsIシンチレーション式の放射線量計は、1年を超えて使用した場合、校正作業が必要になる場合があるが、エステーでは有償で簡易校正サービス実施する体制を構築する予定。

 また、首都大学東京と連携して各地でエアカウンターEXを用いた実習授業を推進していく。具体的には、福島県教育委員会や福島県会津坂下町教育委員会と連携して同町立坂下小学校の6年生を対象にした実習講座を7月4日に、東京都荒川区と連携してあらかわエコセンターで中学生を対象にした同講座を8月4日に実施する予定。