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図1 NA910の主な仕様
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図2 Sercomm社の主な製品
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 住宅のエネルギー管理システム「HEMS(home energy management system)」向けゲートウエイのOEM/ODMベンダーであるサーコム・ジャパンは、HEMS市場向けECHONET Lite対応ゲートウエイ「NA910」とZigBee/Z-Waveセンサをセットにした開発キットを2012年7月25日から受注開始すると発表した。サービス・プロバイダーやモバイル・オペレーター、システム・インテグレーター、電機メーカーの顧客を対象にOEM製品として提供する。「価格は台数によって変わるが、例えば1万台受注の場合、100米ドル前後としている」(サーコム・ジャパン 代表取締役の伊藤 信久氏)。

 NA910は、エネルギー管理機器やホーム・オートメーション機器、ホーム・セキュリティー機器と接続し、各デバイスの情報をユーザーに届ける役割を持つ。今回の開発キットは、従来それぞれのデバイスが必要だった無線LAN、Ethernet、Z-Wave、ZigBeeなどの通信規格を物理層でサポートし、IPを経由して直接ECHONET Liteデバイスとの通信を可能にする。「我々の今回の開発キットの強みは、Z-Wave/ZigBee/Bluetooth/IR、Ethernet、アクセスポイント、ルータ、HEMSゲートウエイなど、多様な規格に対応しながら、価格が100米ドル前後(1万個受注時)と安価なこと」(サーコム・ジャパンの伊藤氏)である。

 サーコム・ジャパンは開発キットとして、NA910と接続可能なZigBeeの開閉・人感センサとZ-Waveの開閉・人感センサを提供する。ZigBee対応の開閉・人感センサは、従来の特定小電力無線に比べ、相互接続性とコスト効率に優れており、簡易ホーム・セキュリティ・ネットワークの実現が容易になる。また、総務省が2012年7月に開放予定の新周波数帯である920MHz帯を採用している。電波干渉が少ない920MHz帯のメリットを実感できるキットをいち早く投入する方針である。

 NA910はECHONET LiteソリューションのOEMゲートウエイとして、コンセント、冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機のECHONETオブジェクトを標準サポートし、ユーザーの要望に応じたカスタマイズが可能である。

 サーコム・ジャパンは、主に無線LAN向けの通信機器を製造する大手EMS/OEM/ODM企業である台湾Sercomm社の日本法人である。Sercomm社は、欧米を中心にWi-Fiルータや各種ゲートウエイ、セットトップ・ボックス、IPカメラ、フェムトセルなどの製品のEMS/OEM/ODMサービスを提供している。