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 米 Integrated Device Technology, Inc.(IDT)は2012年7月19日(現地時間)に、オランダNXP Semiconductors N.V.の持つ高速データ・コンバータ関連の資産と、米Alvand Technologies, Inc.を共に買収したと発表した(ニュース・リリース)。Alvand Technologiesはデータ・コンバータ関連に特化したアナログIPプロバイダである。買収条件の詳細などは公開されていない。

 この2つの買収により、IDTは無線インフラストラクチャにおける包括的なソリューション・プロバイダとして優位になったと同社は説明する。IDTは無線基地局のワン・ストップ・ソリューションを提供できるようになったとしており、この中にはRFコンポーネントやA-D/D-A変換器、Serial RapidIOのスイッチおよびブリッジ製品、高性能なタイミング・デバイス、データ圧縮IPコア、および電源管理ICが含まれる。今回の買収により、同社の大きな収益源の一つである基地局向けのキー・コンポーネントをさらに強化できた、としている。

 「高速なA-D/D-A変換器は、基地局向け無線カードの性能を決めるキーとなるものであり、これまではそれらが我々の製品ラインナップに欠けていた」とIDTの社長兼CEOのTed Tewksbury氏は述べた。「10カ月に及んだ交渉のすえ実現した今回の買収により、我々は顧客に対してアンテナからネットワークまでのワン・ストップ・ソリューションを提供できるようになった。NXPの保有していたデータ変換関連の資産は、現在最先端のものである。一方Alvand Technologiesの保有するIPコアは、次世代製品のロードマップに欠かせない。IDTは基地局に必要とされるアナログとデジタルの両方での資産を入手したことで、顧客に対してシステム・レベルでの性能や消費電力・コスト・導入時間を最適化したソリューションを提供できる」(同氏)。