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今回の製品 Toshiba Electronics Europeのデータ。
今回の製品 Toshiba Electronics Europeのデータ。
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 独Toshiba Electronics Europe GmbH(東芝 セミコンダクター&ストレージ社の製品を扱う欧州子会社)は2012年7月18日((現地時間)に、同社のCortex-M3ベースのマイコン(MCU)の製品群に「TMPM376」を加えたと発表した(ニュース・リリース)。新製品は白物家電や産業用機器など、FOC(Field Oriented Control)を必要とするファンやポンプ、コンプレッサに向けた製品だと同社は説明する。

 最大80MHz駆動のCortex-M3コアに32KバイトのSRAMと512Kバイトのフラッシュ・メモリを組み合わせた。さらに、モーター制御用にハードウェアのVE(Vector Engine)や、2チャネルのプログラマブル・モーター・ドライブ機能(PMD3+)を搭載する。VEは最大2つのモーターの制御が可能である。一方、PMD3+は3相モーター向けにデッド・タイム制御や保護を含むPWM信号の制御が可能という。

 また、内蔵する12ビットA-D変換器はPWM制御と同期しての高精度・高速変換が可能とする。このほか、回転方向やモーター・ポジションの制御を行う2チャネルのエンコーダ、8チャネルの16ビット・タイマーやウオッチドッグ・タイマー、I2Cを含む汎用通信ポート、POR(Power On Reset)やVLTD(Voltage Detect Functionality)、OFD(Oscillation Furequency Detect)といった機能などを備えている。

 パッケージは14mm×20mmのQFP(TMPM376FDDFG)と14mm×14mmのLQFP(TMPM376FDFG)の2種類を用意する。電源電圧は+4.5V~5.5V。内蔵するクロック・ジェネレータは動作周波数に対して1/1、1/2、1/4、1/8、1/16に分周する機能を備える。ARMコアの省電力機能と、内蔵する「NANOFLASHメモリ」がサポートする「IDLEモード」および「STOPスタンバイ・モード」とを組み合わせることで、省電力性が強く求められる用途にも対応できるとしている。

 他のTMPM37xファミリー製品と同様に、今回の新製品は、同社の「MotorMind」ソフトウェア開発環境でサポートされる。MotorMindは、GUIベースで、mDSO(Digital Storage Oscilloscope)機能を搭載しており、MCUの動作中にクリティカルなポイントでのMCU内部の"スナップ・ショット"を取得することが可能である。