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今回のDSPチップのブロック図 TIのデータ。
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評価ボード TIのデータ。
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 米Texas Instruments Incorporatedは、2012年は8月7日(現地時間)に、産業用DSP「KeyStone」の新製品として「TMS320C665xシリーズ」を発表した(ニュース・リリース)。セッション・ボーダー制御やIP PBXゲートウェイといったエンタープライズ・ゲートウェイ製品に向けたチップである。

 発表によれば、今回のDSPは、特に音声コーディングやトーン処理、メッセージ・シグナリング、音声とファクシミリの分離といった用途に適しているとする。従来型のスイッチング接続機器を、IP(Internet Protocol)ベース機器に置き換える役割を担えるという。TMS320C665xシリーズには、動作周波数やコア数、処理性能が異なる三つの製品がある。

 「TMS320C6654」は1コアで動作周波数は850MHz。27.2GMACs/13.6GFLOPsの性能で、G.729ABコーデックを利用して最大64回線に対応できる。「TMS320C6655」も1コアだが、動作周波数は1GHzでTMS320C6654より高速だ。性能は40GMACs/20GFLOPsで、G.729ABコーデックを利用して最大128回線まで対応可能である。TMS320C6657は1.25GHz稼働のデュアル・コア構成で、性能は80GMACs/40GFLOPsとする。消費電力は、TMS320C6654が2W、TMS320C6655は2.5W、TMS320C6657は3.5Wである。

 今回の3製品同士は完全なピン互換で、価格は1万個発注時に30米ドル/個からとなっている。また、評価モジュールとして「TMDSEVM6657L」を349米ドルで、「TMDSEVM6657LE」を549米ドルで用意する。後者には前者よりも高速なオンボード・エミュレータが搭載されている。どちらの評価モジュールにもマルチコア開発環境として、同社のIDE「Code Composer Studio」とアプリケーション/デモ・コードが無償で付く。