PR

 米Marvell Technology Group Ltd.は、2012年は8月14日に、3G携帯電話モデムやアプリケーション・プロセサ、さらにWi-Fi/Bluetooth/FMラジオ/NFC/GPS通信機能を備えたSoCを2製品発表した(ニュース・リリース)。TD-SCDMA向けの「PXA988」とW-CDMA向けの「PXA986」である。

 どちらのSoCも1.2GHz駆動のデュアル・コアの「Cortex-A9」プロセサと3Gモデムを内蔵するほか、ハイエンド携帯端末向けにさまざまな機能を備える。同社のPXA920ファミリーおよびPXA968ファミリーの後継製品である。今回のPXA988とPXA986は完全ピン互換で、機器メーカー(OEM)の設計期間の短縮に寄与すると同社は説明している。

 二つの新製品のうちPXA988は、中国の3G TD-SCDMA市場に向けた製品で、PXA920/PXA920Hの後継製品に当たる。1080p動画のエンコード/デコード機能を備える。ISP(Image Signal Processor)とGPUを内蔵しており、1億9200万トライアングル/秒のGPU描画性能を533MHz動作のLPDDR2メモリとの組み合わせで実現する。TD-HSPA+ R8モデムを内蔵し、2キャリアのアグリゲーションをサポートするほか、次世代TD-SCDMAテクノロジーにも対応する。またこれを利用してDual SIM構成が可能であり、1つのスマートフォンで2つのサービスを同時に可能にするほか、DLDC(Downlink Dual Carrier)も可能となっている。

 一方PXA986は、PXA988と主要な機能・構成は同じだが、搭載するモデムはHSPA+ R7で、21.1Mビット/秒のダウンリンクと5.76Mビット/秒のアップリンクに対応しており、4Gスマートフォンの構築が可能だと同社はいう。PXA986のモデムも、PXA988同様にDual SIMを利用したDual Talk構成が可能である。

 すでに同社はPXA988及びPXA986のエンジニアリングサンプルを出荷している。