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今回の製品と利用イメージ STMicroのデータ。
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ST23ZR08のブロック図 STMicroのデータ。
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は2012年9月18日(現地時間)に、電子決済や電子チケット、電子IDなどの用途に向けたセキュアMCU(スマートカードIC)として「ST23ZR/ZCファミリ」を発表した(ニュース・リリース)。ST23ZRはISO 14443 Type-A/Type-Bの非接触ICカードとISO 7816-3の密着型ICカードの両方に対応する。ST23ZCは非接触ICカードのみに対応している。

 ISO 14443のType-Aに準拠したリーダーと同Type-Bに準拠したリーダーを自動的に識別する機能を備えている。「Type-AとType-Bの自動識別機能を備えたセキュアMCUは今回が初めて」(STMicro)。またIC乗車券の規格である「Calypso」や、韓国で利用されている電子マネー規格の「T-money」にも対応する。

 3DESあるいはAES256などに対応した、アンチタンパー・ハードウェアを搭載しており、ソフトウェア方式のものよりも堅牢性が高いのみならず、より高速に処理可能であると同社は説明している。また全製品とも、政府機関あるいはクレジット・カードに要求されるセキュリティ標準、例えばEAL5+のCommon CtiteriaやEMVCoに準拠しているという。

 新製品はST23 MCUをベースにしており、90nmプロセスで製造する。96KバイトのユーザーROMと、最大8Kバイトのユーザー・データ用EEPROM、EDES/AESの暗号回路を搭載し、106K~848Kビット/秒の通信が可能である(非接触の場合)。

 ST23ZR08(接触・非接触両対応、8KバイトのEEPROM)とST23ZC08(非接触のみ対応、8KバイトのEEPROM)はNDA契約の元で直ちにサンプル供給可能。供給形態は切り分けたダイのほか、マイクロモジュールあるいは切り分け前のウェハーの形でも可能だとする。