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 米Qualcomm社は中国の北京で2012年9月27日(現地時間)に、携帯端末向けプロセサ「Snapdragon S4 Play」シリーズの新製品として「MSM8255Q」および「MSM8625Q」を発表した(ニュース・リリース)。これまでS4 Playとしてラインナップしていた「MSM8225」および「MSM8625」の後継製品にあたる。今回の新製品は、どちらも、プロセサ・コアを四つ集積している。エントリ・レベルのスマートフォン向け製品だと同社は説明する。

 両製品とも、従来のMSM8225/MSM8625とのソフトウェア互換性を保っており、LPDDR2メモリを利用可能で、720p動画のエンコード/デコードや表示が可能である。また、従来通りデュアルSIMをサポートする。新製品のうち、MSM8255QはUMTSモデムを、MSM8625QはUMTS/CDMAモデムをそれぞれ内蔵している。また同社のAtheros AR6005/WCN2243チップと組み合わせることで、Wi-Fi/Bluetooth 4.0/FMラジオも利用できるようになる。

 今回、Qualcommは、「Snapdragon S4 Plus MSM8930」も併せて発表した。こちらはUMTS/CDMA/TD-CDMAに加えて、LTE-TDD/TD-SCDMAをまとめてサポートするチップである。中国で利用されるミドル・レンジのスマートフォン市場を狙った製品という。

 さらにQualcommは、今回の3製品に対応したQRD(Qualcomm Reference Design)も提供予定である。QRDはこれらの製品を使っての端末の開発を加速化すると共に、サード・パーティのソフトウェアのインプリメントや動作検証を容易にすると同社は説明する。すでに50以上のQRDベースの製品が40以上のOEMから発売されており、さらに現在100以上のデザインが進行中であるという。

 MSM8255Q、MSM8625QおよびMSM8930は2012年末までにサンプル出荷を開始し、量産は2013年第1四半期から始める予定である。またこれら向けのQRDも2013年第1四半期に提供開始の予定にする。