PR

 米Tilera社は2012年10月10日に、同社のマルチコア・マイクロプロセサ「TILE-Gxシリーズ」の新製品として、9コアの「TILE-Gx9」を発表した(ニュース・リリース)。既に同社はTILE-Gxシリーズで16コア及び36コアの製品を発表しており、今回発表の製品はローエンド品になる。

 TILE-Gx9の一番の特徴は、消費電力を10Wに抑えたことだという。また、同社によれば、今回の製品は次のようなアプリケーションに向く。すなわち、10Gビット/秒のルータ/ファイアウォール・アプリケーション、侵入検出/防止(IPS/IDS)、5Gビット/秒のラインスピードのUTM(unified threat management)、5Gビット/秒のLayer7のDPI(deep packet inspection)、ネットワーク・ストレージのプラットフォーム、無線アクセス・コントローラ、10Gビット/秒での100%パケット・キャプチャを含むネットワーク監視、5Gビット/秒でのHTTPストリーミングを可能にするビデオ/コンテンツ・サーバ、複数チャネルの1080p H.264 HDのビデオ・カンファレンスのエンコード/デコードである。

 新製品は40nmノードのプロセスで製造される。64ビットの3命令プロセサ・コアが3×3構成で、同社のNoCの「iMesh」で接続されている。各コアは32KバイトのL1命令/データ・キャッシュと256Kバイトの共有L2を搭載し、さらにiMesh経由で2.3MバイトのL3キャッシュを利用できる。外部メモリとしてDDR3-1600を72ビット幅で接続でき、最大64Gバイトが利用可能。また最大12ポートの1Gビット/秒のEthernetと2ポートの10Gビット/秒のEthernetを搭載するほか、複数のPCI Expressコントローラを「Root Complex」および「Endpoint」として構成できる。他にUSB、RS-232C、I2C、GPIOといったインタフェースが利用可能である。

 TILE-Gx9は、現在、出荷中である。価格は発表されていない。