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 富士フイルムは、静岡がんセンターと共同開発した類似症例検索システム「SYNAPSE Case Match」を、富士フイルムメディカルを通じて2012年10月23日に発売した。CT画像の読影を行う際、過去の症例データベースから病変の特徴が類似した症例を瞬時に検索し、似ている順に表示するシステムである。まずは、肺がんを対象とした画像診断をサポートする。

 同システムは、富士フイルムの人工知能(AI)技術と、静岡がんセンターが持つ1000例に及ぶ豊富な症例データベースを組み合わせて開発したもの。2012年4月に開発発表をしていた(関連記事)。富士フイルムの医用画像情報システム「SYNAPSE(シナプス)」上で利用できる。導入施設ごとに症例を追加登録して、症例データを充実させることも可能である。

 静岡がんセンターの読影実験による検証では、約9割の確率で適切な類似症例が表示されるという結果が出ていると説明する。同がんセンターでは、2012年9月から今回のシステムを各種外来・病棟など臨床現場に広く導入し、画像診断の支援に利用しているという。