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 米Freescale Semiconductor社は、2012年10月22日に東京で開催した「Freescale Technology Forum Japan 2012」において、車載2次電池向けモニターLSI「Xtrinsic MM9Z1J638」を発表した(日本語版ニュース・リリース)。車載2次電池の電圧、電流、温度を測定して、電池の状態を判定するという。

 新製品は、MCUとアナログ制御IC(同社のSMARTMOSプロセサで製造)を1パッケージ化に収めたものである。車載チップの品質規格である「AEC-Q100」に準拠する。動作可能な周辺温度範囲(Ta)は-40℃~+125℃で、パッケージは7mm×7mmのQFNである。MCUは50MHz動作の「S12Z」で、ECC付きの128Kバイト・フラッシュ・メモリと8KバイトのSRAM、4KバイトのEEPROMを集積している。

 センサー部は、10/16/28/52Vという四つの電圧入力を持つ16ビットのΣΔ型A-D変換器を搭載する。電圧と同時に電流の測定も可能で、測定範囲は最大±2000A。電流測定の分解能は1mA、精度は5mAだという。温度センサーはオンチップで搭載され、-20℃~+60℃の範囲は±2℃、-40℃~+125℃の範囲は±3℃の精度で測定できる。外部にシングルエンド・センサーを最大5つ接続可能で、この場合はさらに精密な測定が可能だと同社は説明する。

 測定した値は、一定間隔、もしくは車載ネットワークからのリクエストに応じて、LIN 2.0/LIN 2.1、およびCANインタフェース経由で送信される(なお、CANの場合は、外部にPHYが必要)。2013年後半に量産を開始する予定。参考価格は1万個発注時に、4.41米ドル/個となっている。