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新製品のブロック図 STMicroのデータ。
新製品のブロック図 STMicroのデータ。
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は2012年10月29日(現地時間)に、英ARM社のプロセサ・コア「SecurCore SC000」をベースにしたMCU「ST31シリーズ」を発表した(ニュース・リリース)。交通機関のスマート・カードなどを狙ったMCUである。

 接触及び非接触の両方の通信方式に対応する。例えば、「MIFARE」や「MIFARE DESFire」、「Calypso」などの通信規格に対応可能である。また、新製品は、EMVCoや、Common CriteriaのEAL5+およびEAL6+といったセキュリティ規格に対応している。暗号化方式として、DESやAES、RSA、ECCなどをサポートする。

 90nmの不揮発性メモリ・プロセスで製造し、16K/22K/34K/52KバイトのEEPROMを搭載可能である。公開鍵暗号向けに「NESCRYPT」と呼ぶコプロセサを集積する。オプションでNESLIB暗号化ライブラリを利用できる。ISO 7816準拠の接触式通信アプリケーションに対応する。また、ISO 14443 A/B/B'の非接触通信プロトコルに対応し、自動プロトコル検出も可能だという。

 非接触通信時には自動周波数制御に対応し、転送速度は最大3.4Mビット/秒である。接触通信と非接触の通信を同時に行える。MIFAREとMIFARE DESFireのライブラリをオプションで利用できる。

 ST31シリーズは現在サンプル出荷中である。2013年4月に認証を取得予定となっている。モジュールに埋め込んだり、ウェーハのままでの提供が可能という。