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MPC5777Mのブロック図 Freescaleのデータ。
MPC5777Mのブロック図 Freescaleのデータ。
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 米Freescale Semicondctor社は2012年11月13日(現地時間)に、車載向けMCUの「Qorivva」ファミリにパワートレイン制御用の「MPC5777M」を追加したと発表した(ニュース・リリース)。自動車のディーゼルやガソリン・エンジンの燃料噴射制御、およびハイブリット車やプラグイン電気自動車のモーター制御などに向ける。

 新製品は従来製品である「MPC5674F」(Tech-On!関連記事)と比較して、処理性能が3倍になったという。また、新製品は、自動車の機能安全規格であるISO 26262のASIL-Dに準拠しているとする。

 MPC5777Mは最大300MHz動作の「e200z7」を2つ、最大200MHz動作の「e200z4」を一つ搭載している。2つのe200z7コアはFPUを内蔵しており、演算を行う。これらは、独立して稼動させることも、遅延ロックステップによって協調動作させることも可能という。e200z4コアはI/O処理を担当し、FPUやDSPを内蔵する。また、ISO 26262 ASIL-Dに準拠した安全機構をハードウェアで搭載した。

 このほか、248チャネルの汎用タイマー・モジュール、最大128チャネルの組み込みDMAコントローラ、最大84チャネルのA-D変換器などを搭載する。メモリは最大596KバイトのECC保護付きSRAMや、ECC保護付きのフラッシュ・メモリを2.5M~8Mバイト集積している。I/Oとしては、FECを1本、M-CANを4本、TT-CANを1本、LINFlexを6本、dSPIを8本、I2Cを2本、PSI-5を5本、SENTを15本を備え、Zipwireもサポートする。またデュアル・チャネルのFlexRayコントローラやEthernetコントローラを搭載する。

 パッケージは416ピンや512ピンのPBGAなど。すでにアルファ顧客へのサンプル提供は開始されており、一般顧客へのサンプル出荷は2013年第3四半期を予定している。また、MPC5777Mからz200e7コアを1つとe200z4コアを1つ内蔵した「MPC5744K」もあり、こちらもアルファ顧客へのサンプル出荷を開始している。一般顧客へのサンプル出荷は2014年を予定する。