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今回の製品 STMicroのデータ。
今回の製品 STMicroのデータ。
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は2012年11月20日(現地時間)に、Cortex-M4ベースのMCU「STM32 F4」の製品ラインに、「STM32 F427/F437」を追加したと発表した(ニュース・リリース)。Cortex-M4の動作周波数は168MHzで既存製品と同じだが(Tech-On!関連記事1同2)、メモリ容量やインタフェース回路を増やした。

 例えば、F427/F437ではフラッシュ・メモリの最大容量は2Mバイトで、既存製品(F417/F407)の2倍になった。SRAM容量は既存製品の192Kバイトから256Kバイトに増やした。新製品は、JavaやMicrosoft .Net、あるいはμClinuxなどを稼動させる、より大きなメモリ容量が必要なアプリケーションに最適だと同社は説明している。

 接続性も強化した。F427/F437はUSARTとUARTを4つずつ搭載する(従来のF417/F407及びF2はUSARTが4つ、UARTが2つ)ほか、SPIが6つに強化した(従来は2つ)。またI2Sが2つとSAIを1つ追加している。

 このほか新製品は、4Kバイト+バックアップ用80バイトのSRAM、IEEE1588 v2をサポートした10/100BASE-T Ethernet MACを搭載し、12ビットD-A変換器を2チャネル、12ビットA-D変換器を3チャネル、16/32ビット・タイマーを最大17個を備える。さらに「F437」には、これらに加えてAES128/192/256や3DES、MD5/SHA-1/SHA-2のHash、及びHMACをサポートする暗号処理専用回路を搭載している。

 現在F427/F437は特定の顧客のみへのサンプル出荷を行っており、量産開始は2013年第1四半期の予定である。パッケージは100ピンLQFP100、144ピンLQFP、176ピンLQFP及び176ボールUFBGA176の4種類を用意する。1Mバイトのフラッシュ・メモリと256KバイトのSRAMを搭載した100ピンLQFP封止の「STM32F427VGT6」が、1000個/年の契約の場合に1個あたり7.45米ドル。2Mバイトのフラッシュ・メモリと256KバイトのSRAMに暗号化アクセラレータを搭載した176ボールUFBGA6パッケージ封止の「STM32F437IIH6」は1000個/年の契約の場合に1個あたり9.50米ドルである。