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3つのパッケージを用意 Infineonのデータ。
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ブロック図 Infineonのデータ。
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3シリーズの概要 Infineonのデータ。
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 独Infineon Technologies AGは2013年1月17日(現地時間)に、32ビットMCUの新ファミリ「XMC1000」を発表した(ニュース・リリース)。英ARMのプロセサ・コア「Cortex-M0」をベースにした製品で「安価でかつ高性能」をウリモノにする。

 数百万個購入時のチップ単価は0.25~1.25ユーロで、従来は8ビットMCUがカバーしていた領域を狙う。具体的には、センサー/アクチュエータ応用製品、LED照明、デジタル電源、およびモーター制御などに向ける。65nmの埋め込みフラッシュ・プロセスで製造する。パッケージは16ピン、28ピン、38ピンのTSSOPを用意している。

 フラッシュ・メモリ容量は、製品によって異なり、8Kバイト~200Kバイトである。周辺回路としては、高性能PWMタイマー、12ビットA-D変換器、プログラマブル・シリアル・コミュニケーション・インタフェース、タッチ制御やLED照明制御向けモジュール(BCCU:Brightness and Colour Control Unit)、モータ制御用の数値演算コプロセサなどを用意している(製品によって内蔵しない場合あり)。

 IEC60730 Class Bの要件を満たしており、欧州における白物家電用の安全規格に準拠するという。準拠に向けて、メモリのECC保護機能や、フラッシュ・メモリのロード時に128ビットのAES専用回路を利用するデータ保護を備えている。

3シリーズからなる

 新製品のXMC1000ファミリは、エントリ向けの「XCM1100」、機能強化型の「XMC1200」、および制御向けの「XMC1300」という3つのシリーズからなる。3シリーズ合わせて23の製品がある。3つのシリーズの主要な違いは、メモリ構成と周辺回路にある。

 XMC11000シリーズは、最大1.88Mサンプル/秒の処理が可能な12ビットA-D変換器(最大6つ)、4つの16ビット・タイマー(最大4つ)、捕捉/比較ユニット(CCU4)、および1.8V~5.5Vの範囲で動作する電圧レギュレータを搭載する。XMC12000シリーズはこれに加えてLED照明向けのBCCUなどを搭載する。またXMC12000シリーズには、-40℃~+105℃の動作温度範囲を持つ製品が用意される。

 XMC1300シリーズはモーター制御やデジタル電源制御に特化した製品である。2つの比較チャネルと非対称型PWMを備えた強力な捕捉/比較ユニット(CCU8)、モーター位置制御のためのポジション・インタフェース(POSIF)、センサーレス・モータ用のFOC(field oriented control)向け数値演算コプロセサなどを搭載する。このXM1300シリーズにも、-40℃~+105℃の動作温度範囲を持つ製品が用意されている。

 アプリケーション開発向けIDE(integrated development environment)として、XMC4000用に同社が提供している「DAVE」を、XC1000用にも無償で提供する。XMC1000ファミリの3シリーズのサンプル出荷、およびXMC1000向けのDAVEの提供開始は2013年3月を予定している。量産開始は2013年第4四半期の見込みである。