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「MSP430F677xIPEU」の機能ブロック図 TIのデータ。
「MSP430F677xIPEU」の機能ブロック図 TIのデータ。
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評価キットの「EVM430-F6779」 TIのデータ。
評価キットの「EVM430-F6779」 TIのデータ。
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 米Texas Instruments社は2013年1月28日に、低電力マイコン・ファミリ「MSP430」に、多相スマート・メーター向けの「MSP430F677xシリーズ」を追加したと発表した(ニュース・リリース)。MSP430F677xシリーズは60品種からなる。

 大容量のフラッシュ・メモリを搭載したり、動作周波数を向上させたことで、アンチタンパ性を確保するなど、スマート・メーター向けの製品に仕上げた。新製品を利用することで、「IEC62053-22」および「ANSI C12.20 Class 0.2」をはじめとしたスマート・メーターの規制基準に適合させたり、その基準を上回る測定精度を達成できるという。

 AFE(analog front-end)には最大7つの24ビットΣ-Δ型A-D変換器を搭載し、-40℃~+85℃の温度と2000:1の入力電流ダイナミック・レンジで、高い測定精度を確保した。最大512Kバイトのフラッシュ・メモリと32KバイトのSRAMを集積しており、例えば動的に変動する電力単価表や、計測データ格納の大容量バッファ、DLMS(Device Language Message Specification)/COSEM(Companion Specification for Energy Metering)形式データのフォーマット、有線/無線の通信スタックなどを収めることが可能だと同社は説明している。ZigBeeやwM-Bus、PRIME、G3-PLC及びRFメッシュ・ネットワークなどと接続可能だとする。

 また、盗電やメーターの不正操作の防止策として、内蔵RTCの出力ピンを使い、タイムスタンプ・ベースの改ざん検出を容易に実装できるほか、128ビットAES暗号処理の専用回路を搭載している。4つのUART、6つのSPIと2つのI2Cポートが用意されているほか、8多重の320セグメントLCDを接続可能なディスプレイ・ドライバを統合してある。

 MSP430F677xの価格は、1000個発注時に1個あたり6.60米ドルから(参考単価)である。またMSP430F677xを搭載した評価キットの「EVM430-F6779」を、299米ドル(参考単価)で提供している。